フランクフルト・マイン国際空港


2003年6月8日(日)・前半

1・ヴィースバーデンから空港まで

とうとう旅行最終日がやってきた。カナダを発ってからきっかり3週間、もう帰ってもいいかな〜と思う気持ち40%、まだ帰りたくない気持ち60%と言った心境である。

9時20分、ホテルをチェックアウト。空港までの道順はフロントの人に詳しく聞いておいた。今回、ヨーロッパで初めての運転を経験したが、都会では必ず と言っていいくらい道に迷ったため、時間通りに空港に着けるか不安だったのだ。何しろ帰国日、飛行機に乗り遅れては大変だから・・・。

ヴィースバーデン市内からB54で取りあえずはフランクフルトの標識に従う。すぐにA66に入るが、暫くするとアウトバーンはA3と交差するのでA3に乗り換える。あとは飛行機の絵がある標識通りに進んで無事フランクフルト・マイン国際空港に到着。ホテルの人が言った通り、所要時間30分だった。日曜だったので道路が空いていたというのも幸いした。

ターミナル1の”Rentl Car Return”の標識がある建物に入ると、7階にあるアラモまでらせん状の通路をぐるぐると上った。車の返却手続きはミュンヘンの空港と同じだったが、詳細は後日別項で触れるつもりでいる。

巨大なフランクフルトの空港でしなければならない事は取りあえずは2つ。チェックインと税関でのVATの払い戻しに必要な手続きである。

2・チェックイン

まずはチェックインだが、私達の乗る飛行機はAC9101、13時30分発だ。今、10時10分早すぎるのか?まだ搭乗案内も出ていないため、どのカウンターでチェックインしたらいいのか分からない。と、エアカナダのカウンターがあり、トロント便のチェックインが行われていた。ここかな? 係員にチケットを見せると「ここでいい」と の返事。で、列に並ぶ私達。いつものように預ける荷物のX線検査を終え、カウンターに行ってチケットを見せると「この便はルフトハンザだからルフトハンザのカウンターに行け」と言われた。え〜っ、けっこう長いこと並んだのに・・・。

さて、ルフトハンザのカウンターと言われても、辺りはルフトハンザだらけで、たった1つしかルフトハンザがないバンクーバーの空港とは大違いだ。空港内の案内係りのような男性がいたので聞いてみた。すると「ついて来い」と言うので彼に付いて行くと、案内されたカウンターは先程並んで「ここではない」と言われたカウンターだった。ん? 事情を説明すると彼はチェックイン業務の女性に掛け合ってくれたが、事の次第はこうだった。つまり、私達のチケットは「エアカナダから購入した-エアカナダのロゴ入り封筒に入った-エアカナダのコードACの便名が記載されたもの 」ではあるものの、実際にはルフトハンザとのコードシェアでルフトハンザの機材と乗員によって運行されるため、チェックインはルフトハンザのカウンターで行うというわけだ。

やはり、こういう点については空港職員よりもチェックインカウンターの人の方が知識があるんだな・・・と改めて感じた。ただ、この案内の男性はその後も正しいチェックインカウンターを探してくれ、いろいろと親切にはしてくれた。

再度、チェックインのため列に並び直し、セキュリティーチェック済みのステッカーが貼られたスーツケースもX線検査のやり直し。やっとのことでチェックインが終了し、搭乗券をもらってからフライトの案内板を見ると、私達の乗る便LH492はチェックインカウンターがA051〜278番(番号の幅は広いが、051〜278ならどこでもいい) と表示されていた。出発ロビーに着いてから1時間以上も経っていたので、その間に私達の便名も出てきたらしい・・・。あまり早くチェックインしようとすると、初めての空港で勝手が分からず時間の無駄になる 場合もあるということを学んだ。

3・VAT払い戻し手続き

次にVAT(付加価値税)の払い戻し手続きという課題がある。払い戻しの対象になる品物は税関で現物を見せ、お店で作成してもらった用紙に税関のスタンプをもらわないといけないのだ。品物を機内持ち込みにするか、またはスーツケース などの預ける荷物に入れるかによって利用する税関の場所が違う。私達は機内持ち込みにしたので、スタンプをもらうのはチェックイン、出国を済ませてからの税関だった。

ちなみに、フランクフルト空港では入国の時と同じ外観の出国審査のブースがあった。別に何も聞かれはしなかったが、パスポートにも出国のスタンプを押してもらえる。

私達の場合、ターミナル1利用で搭乗口はB20だった。空港の案内図で見るとB20と同じ階にも”Z”の記号の税関窓口(免税スタンプ受領所)があるが、私には見つけられなかった。空港の人に聞いても「上の階にある」と言われたので、変わったのだろうか?

で、上の階に行ってみるとAusfuhrbescheinigung、Export certificationと小さく書かれている鳥の絵のサインがあり、そこがスタンプをもらう場所だった。思っていたよりずっと空いていたが、順番待ちの人は部屋の外に並ぶ。中のカウンターでは2人の係員がいて、つまり1度に2人しか入れない。

5分くらい待って私の順番になったが、買った品物を見せる事もなくスタンプを押してもらえた。今までの経験から言うと、私はこの手続きで品物の提示を求められたことは1度もない。スタンプは必須であるが、品物をチェックするというのは建前、または抜き打ちで行うものであって、いちいちチェックしない方が多いのではないか?と思う。

カウンターでは私の隣の中国人っぽい男性がExportうんぬん・・・と書かれた書類の手続きをしていた。チラッと見るとその金額が家が買えるような桁だったが、いったい何を持ち出したんだろう?

スタンプを押してもらった用紙を1つ下の階にあるグローバルリファンドのカウンターに持って行く。 リファンドは好みの通貨、クレジットカードへの入金などで受け取ることができるが、私はユーロの現金で払い戻しを受けた。外貨に換えてもらうと、グローバルリファンドの為替レートが良くない・・・という話を旅行記や旅行掲示板で読んでいたからだ。


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