フランクフルトからバンクーバー

 

2003年6月8日(日)・後半

1・カジノ

さて、税関窓口の目と鼻の先にはカジノがある。まだ時間があるので入ってみたが、今回行ったのは夫だけ。機内持ち込みの手荷物が多いので、私は荷物の番をしたからだ。カジノに荷物のカートを持ち込めるのかどうか分からないが、大荷物を抱えてカジノに入るのも変だし、空港内を歩き回って疲れていた私は、まぁ荷物番でもいいか・・・という気もした。

夫の話を聞く限り、カジノのシステムはバーデン・バーデンヴィースバーデンのカジノと同じようだ。 受付で入場料を払い(額はメモがないので不明)、カードを作ってもらう。カードは上記2つのカジノと比べると簡素でただの白い切符という感じ。空港内のカジノなので旅行者向けに最低賭け金額も低めの設定かな?と思ったが、そうでもないらしい。ブラックジャックは最低10.00ユーロである。ディーラーもタキシード着用で、街中のカジノと何ら変わりはないようだ。

2・機内持ち込み規制品

話は前後するが、出国審査の前にセキュリティーと手荷物検査があった。で、私はここで引っかかった。全く間抜けな話だが、手荷物の中にミュンヘン市内で買ったナイフ、フォーク、スプーンのセットを入れていたため足止めをくらったのである。刃物や先の尖った物を機内に持ち込んではいけないことはもちろん知っていたが、うっかり忘れていたと言うか何と言うか・・・ブリーフケースのような箱に入っていてかさばる上に重いので、意識してスーツケースには入れなかったのだ。

テロ後、アメリカの空港のセキュリティー・チェックで、爪切りやまつ毛のカール器がゴミ箱行きになっているのをテレビで見たが、まさか、このナイフのセット捨てられちゃうわけじゃないよね・・・?内心不安な私をよそ目に、係りの人は騒ぎもせず怒りもせず嫌そうな顔もせず、「私に付いて来くるように」と言った。連れて行かれた小部屋には机が1つある他、棚や床に箱やら袋が無造作に積み上げられていた。部屋の外にはカーテンで仕切られたお店の試着室のようなものが2つある。なんだ?身体検査とかするのか?どうなるんだ?

でも、別にどうにもならなかった。「ナイフは手荷物には入れられないので、Checked Baggage に回す」と言われ、そのための手続きをしただけだ。用紙に名前等を記入し、(1)用紙のコピーを搭乗口で係員に渡すように。(2)ナイフのセットはルフトハンザのマークの付いたオレンジ色の箱に入って、バンクーバーで荷物のターンテーブルに出てくる・・・という点を説明された。他にもChecked Baggageに回されるらしい袋が5〜6個ほどあったので、こういう事ってよくあるのかもしれない。

3・搭乗口

カジノで時間もつぶれたし、免税店で買い物もしたし(購入したのはクラランスとシスレーの化粧水とクリームのみだが、値段はバンクーバーの市価と同じくらいだった。タックス分安いという程度)、出発1時間ほど前になってから搭乗口へと移動した。

その搭乗口だが非常に居心地が悪かった。普通、国際線の搭乗ゲートにある待合室というのは広くて、そこには幾つかの別の搭乗口が並んではいないだろうか?トイレや電話、簡単なお店があるものではないだろうか?パスポートや搭乗券をチェックするのは、実際に搭乗が始まった際ではないだろうか?

が、このB20という搭乗口はガラスで仕切られた部屋の中にある。ここはLH492(AC9101)バンクーバー行きに乗る人だけの待合室。で、そのガラスの中に入るのに列が出来ていた。入り口でパスポートと搭乗券のチェックをしているからだ。私はその奥にあるカウンターで、先程Checked Baggageに送られたナイフの用紙も係員に渡す。この後、またパスポートと搭乗券を見せる(上の写真)。搭乗の際にするチェックを事前にしているわけだ。今度はコンピューターを使っているが、私のパスポートは機械読み取り式ではないためにスキャンできず、 ナンバー等を手でタイプしていた。

20分は並んだような気がするが、取りあえずはこれで手続き終了。後は座って搭乗を待つだけ・・・のはずが椅子がない!ヨーロッパでは数ヶ国、数都市の空港を利用したことがあるが、椅子がない待合室というのは初めてである。先回ヨーロッパに来たのはもう5年も前だから、最近はシステムが変わったのだろうか?それともフランクフルトだけか?また、椅子だけでなくトイレもない!トイレに行きたい場合はガラスの外に一旦出て外にあるトイレを使い、戻ってくる際にはもう1度列に並び、パスポートと搭乗券のチェックを受けなければ待合室に入れないのだ。ものすごくめんどくさい!

4・バンクーバー国際空港

この旅行記の最後の場面は、10時間の飛行時間をいっきに飛び越えてバンクーバーへと移る。同日14時20分、バンクーバーに到着。バンクーバー(Pacific Standard Time)から旅行する場合、殆どどこに行っても行きは時間を失い、帰りは時間を取り戻す形となる。日本から出かける場合とはほぼ逆だ。

バンクーバー空港到着に際しては(国際線)、サイン通りに進んで行けばエスカレータの所(下の写真左)に必ず出る。カナダに入国する人は下の階へ。

ところで、乗り換えについて不安に思っている人が多いようなので話をそらすが、日本→バンクーバー(乗り換え)→アメリカの場合、空港のウェブサイトによると2通りのケースがある。 A:(1)エスカレーター横にある”アメリカ方面へのお乗継ぎ”のサインに従う。(2)預けた荷物を下の階でピックアップしアメリカ入国審査(カナダ発アメリカ便はカナダの空港でアメリカの入国審査がある)と税関。(3)セキュリティーチェック。 B:通常のカナダ入国をした後、改めてアメリカ入国の手続きをする。AとBの違いは一旦外に出てくるか出てこないかという点であるが、Aのケースが一般的なのではないかと思う 。どちらになるかは日本の空港でチェックインの際に指示されるらしい。

さて、私はカナダ入国のサインに従いエスカレーターを下りる。エスカレーターを下りた所は吹き抜けの空間(上の写真中央右)になっていて、その突き当たりが入国審査となる。入国審査の列はカナダ人とかその他とか分かれていないので、好きな列に並べばいい。この時はSARSが流行っていた時期だったので、SARSについての黄色いポスターが目立っていた。

入国審査の後、荷物のピックアップ テーブルがある。スーツケースが出てくるのを20分くらい待ったのだが、すぐ横で明らかに日本人と分かる男女4人組みがやはり荷物が出てくるのを待っていた。フランクフルトの空港では気づかなかったが、同じ便に日本人が乗っていたんだ・・・珍しいなぁ。それも日本に住んでいる日本人で、服装はどちらかと言うとカジュアルだったがビジネス絡みだろうか? 怪しい感じは全然しないが、周りから浮いて見えるのか?ターンテーブルの横で空港職員にパスポートの提示を求められたり、10分程いろいろと質問されていた。入国審査を抜けた後でもこんなふうにチェックされることがあるんだな・・・。

この後、税関を通ってそのまま進めば迎えの人が待っている外に出てくる。家まではタクシーを使ったが、見慣れた景色が目に飛び込んでくる。ドイツとは全然違う景色・・・。住み慣れた街、懐かしの我が家ではあるが、あ〜ぁ、とうとう帰ってきてしまったんだという気持ちは拭えない。


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