レジデンツ(ミュンヘン)


2003年5月29日(前半
 

1・レジデンツ

8時、1階の食堂で朝食をとった。隣のテーブルには日本人女性が3人座っていた。20代前半の2人は友達同士らしいが、もう1人は独り旅の50歳くらいの年齢である。 彼女達が楽しそうに日本語で話しているのを横からいいなぁ〜と眺めていたら、2人組みが席を立った後、 独り旅の人が「そっちに行ってもいいですか?」 と私のテーブルに移ってきた。実は、その女性とは 昨日挨拶だけは交わしている。

夕べ、コインランドリーに行くので鍵をフロントに預けた時、彼女はチェックイン中だった。 パッと見たとき日本人に見えたが、荷物がそれほど大きくもないリュック1つと身軽だったので、違うのかなぁ?と思っていたら、その人の方から「日本の方ですか?」と声を掛けてくれたのだ。

その女性Uさんは、4月から8月までヨーロッパを旅行中なんだそうで、荷物が少ないのはフランスのホテルを拠点にしているため 、スーツケースはそこで置いてあるからなんだそうだ。1日1ユーロで預かってもらっていると言っていた。それにしても4ヶ月、羨ましいと思う反面、独りで淋しくないのかなぁ?50代の女性としてはかなりのパワーを感じた。

さて、今日の主な予定はレジデンツの見学だ。19番の市電でレジデンツの真ん前に着く。ここの外見はお世辞にも魅力的とは言えない。形はただの長方形で建売りマンションみたいだし、宮殿を取り囲む美しい柵や門もない。

入場料はレジデンツ博物館、レジデンツ宝物館の両方が見られるコンビネーション・チケットが大人8.50ユーロ( ウエルカムカードの提示で7.50ユーロになる )。 ここの見学にはバックパック類の持ち込みが禁止である。 夫は係りの人に言われてクロークで預けさせられたが、 同じホテルのUさんも女性用の小さなリュックなのに、やはり預けなければならなかったらしい。それは私のショルダーバッグと同じくらいの大きさだったが、大きさにかかわらず、バックパックである事がいけないようである。

2・アンティクヴァリウム

「地球の歩き方」 には 「アンティクヴァリウムは午前、銀の間は午後のみ公開」と書かれているが、レジデンツのパンフレット (写真右) によると、午前中に見学できる箇所は、午後見学できる箇所にはで色分けされている。で斜線になっている箇所は午前午後とも公開されている事を示すが、アンティクヴァリウム(案内図7番)は斜線である。 銀の間が何処なのか分からないが、2階にSilver Chambersというのがあってをしているので、そのうちの1つが銀の間なのだろうか?

左の写真は案内図の6に当たる。中庭に面しているこの部分は一応外であるが、エキゾティックな雰囲気をかもし出していた。

この後ろにアンティクヴァリウム(左 の写真右)がある。アンティクヴァリウムは NHK のミュンヘンの歴史と建築物を紹介する番組で見 たのがきっかけで行きたいと思っていたのだが、この日はホールの中央にテーブルが置かれていた。 普段はこんな物はないはずだが、ここで特別な会議か食事会でも開かれるのだろうか?場に合わないというか、 なんか変な感じ・・・。また、私はアンティクヴァリウムの中全体を歩けるものと思っていたが(案内図を見てもこの向こうにある部屋 は見学できるようだ)、テーブルの手前で進入禁止になっており、眺めるだけしか出来なかった。

3・先祖画ギャラリー

レジデンツの見どころのひ とつ、祖先画ギャラリー (案内図4、写真右)を見学。でも、私に分かるのはマクシミリアン2世(写真中央)とルートヴィヒ2世(写真右)くらいのもんである。

見学は2階に移るが、2階は見学できる部屋数がかなり多く、全て個人で勝手に見て回る形なので、自分でも何を見たんだかよく分かっていない。パンフレットによると、ガイドツアーはリクエストに応じる・・・とあるが、人数がある程度揃わないといけないのか?とか、予約が要るのか?とか 詳細については何も触れられていない。私としては、やはりガイドに説明してもらった方が分かっていいと思う。

パンフレットから見て、この部屋(写真左)はRich Chapel(上の案内図87の真上に当たる)と思われるが、ここはすごく印象に残っている場所である。理由は2つある。

1つ目の理由は 部屋の装飾が素晴らしかったから。 床と壁は大理石張りで、天井は目のさめるようなブルーでこんな感じだ( 左の写真右)
もう1つの理由は、何と言ってもこの部屋にいた監視係りの男性のせいである。  部屋の入り口にロープが引かれているのが分かると思うが( 左の写真左)、このロープから向こうは進入禁止である。 で、まさかロープをまたいだりする人はいないと思うが、私の場合、体はロープのこちら側にあっても、靴の部分がロープの向こう側に少し入ってしまった。すると、私の後方で見張っている中東系の顔をした彼は、「下がって」 と大きな声で叫ぶのだ。「あっ、すみません」と私。 写真を撮ろうとカメラを構えると、私の動作1つ1つを見逃さないように覗き込む。そして私の靴がロープの境界を1センチでも越えそうになると、間髪を いれずに「入っちゃダメ!」と声を張り上げるのである。

ただ生真面目に仕事をしているだけなのか?それとも、進入禁止やフラッシュ禁止の規則を守らない見学者が多分にいるからなのか? 他の部屋では本を読みながら監視している職員もいた事を考えると、彼は何故あんなにうるさく言ったんだろう?

上の写真4枚はレジデンツの部屋の幾つかを適当に抜粋したものである。
1(写真左)は 部屋の隅にあったストーブの写真。 ストーブについてはホーエンシュヴァンガウ城のページに書いたが、これは形が四角よりもおしゃれだ。が、こんな 物で広い部屋が暖まるのかと疑問である。
2
(写真中央左)は王の寝室と思われる。思われるという表現は、この部屋が何なのか?部屋に小さなサインはあるのだが、メモも取っていないため覚えていないのだ。王の寝室はどこの城にもあるが、その感じの違いを比べると興味深いと言える。
3
(写真中央右)も何だか分からないが、小さいながらも豪華な部屋だった。壁全体に金の額縁のような装飾があり、その中に絵が描かれているのが面白い。
4
(写真右)は王座の間?らしいが、こことは別に椅子が2つ並んでいる王座の間?もあった。そちらは王と王妃の2人用な のかもしれない?

4・レジデンツ宝物館

レジデンツ博物館の見学を終え、レジデンツ宝物館( 案内図、右下の黄色い箇所T〜])に移る。宝物館の入り口で 英語のオーディオガイドを借りた(無料)。オーディオガイドは電話みたいな形をしており、まず最初にその部屋の番号を入力すると その部屋の展示物の趣向が紹介される。 各展示物には番号が付いているが、番号の横にヘッドフォーンの絵がある場合、その番号を入力すると説明が流れる。ただし、ヘッドフォーンのマークはかなりの数があるので、1つ1つ説明を聞いていたら大変な時間がかかる。
 

宝物館の展示は上の写真にあるような宝石類、金や銀の置物、ガラス類などの高価な物ばかりでため息もの。王冠と王妃の冠、王しゃくの展示(王冠の後ろには金のサーベルがある)もあり、これがいちばんの目玉らしい。でも、王冠は何だか質素なような気がするが、イギリス王家のダイヤモンド付きなどと比べてしまうからだろうか?


 


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