クヴィリエ劇場、アルテ・ピナコテーク


2003年5月29日(・後半
 

1・クヴィリエ劇場

クヴィリエ劇場( 旧王立劇場-クヴィリエというのはここを建築した宮廷建築家の名前)前ページに載せた案内図の4に当たる。 そこへ行くには、「1の門から出て、2のライオンが2頭いる門を入る」とレジデンツのチケット売り場で言われたが、別に0の門(正面)から出てぐるっと回ってもいい。
左の写真は Residentzstr.であるが、1がいわゆるレジデンツの宮殿部分、向こう側の矢印が案内図の2、こちら側の矢印が案内図の3に相当する。

※ モニターのサイズが小さい等、見難い場合は画像右下を再度クリックすると原寸になる。

2の門を入るとこんなふう(右の写真になっている。 写真奥に見えている門をくぐると噴水のある広場にる。

広場に入って左手に、ALTES RESIDENZ THEATERと上に書かれている入り口(写真中央)があり、そこを抜けると右にドア(右の写真左)があるのでそこから建物内部に入る。入ったところは通路だが、両側にテーブルが並んでいてカフェのようでもある。そのまま進むとチケット売り場が左にある。

クヴィリエ劇場の入場券は大人1.5ユーロだが、ウエルカムカードの提示で1.00ユーロになった。 ここもアンティクヴァリウムと同じく、NHKの番組で見たのが来るきっかけとなった。 下の写真左案内図で8角形になっている部分)は劇場入り口前のホールで、コートチェックがある。劇場に入ったところ(写真中央左)は思っていたよりずっと簡素だった 。

劇場内部はテレビで見た感じよりも小さく、豪華さに欠けていたように思うが、照明が暗いのとテレビカメラの映像がきれい過ぎた?ためかもしれない。 が、やはり宮廷劇場というだけあって豪華である事は確かだ。 NHKの番組によると、「 第2次世界大戦中、空襲を逃れるため外壁を残して全て別の場所に移され、戦後にこの場所に戻された」らしい。

2・マリエン広場

14時、これで一応レジデンツの見学が全て終わった。10時から4時間もいた事になる。この後、マリエン広場まで歩く。マリエン広場に面しているベーカリーでチーズ味のクロワッサンを買い立ち食いをし、これがお昼ご飯となる。このベーカリーはすごく流行っていたが、後で見たら「地球の歩き方」にも載っているRischart(リシャルト)というお店だった。

帰りにここで カップ入りのティラミスをテイクアウトしたが、包装が台紙の上にカップを置き、そのまま包装紙で包むというやり方だった。  何だか昔っぽいが包装だが、これはこの後5回くらいテイクアウトしたケーキ屋さんどこでも同じだった。 沢山買えば箱に入れてくれるのだろうか?ティラミスの味の方は、お酒が利いた大人の味だった。

マリエン広場では色々なパフォーマンスをしている人が何人もいたが、この女性は自分をピューターの人形にでも例えたのだろうか?全身が鈍い銀色である。 チップをあげると、手に持った花をクルクルと回してお礼をする。でも、暑いしじっと立ったままで大変そうだ。

マリエン広場周辺をブラブラと歩いたが、今日はキリスト昇天祭とかいう祝日に当たり、食べ物屋以外は殆ど閉まっていた。この後フラウエン教会に行く。この教会は玉ねぎ型の屋根をした2つの塔があるので、遠くから見てもすぐに分かる。

3・フラウエン教会

教会の全景 はペーター教会の塔の上から撮影したものだ(写真左)
また NHK番組の受け売りになるが、内部には高さ 30数メートルの天井に向かって直立する22本の柱があり、天井は全て同じ高さだそうだ
(写真中央)
左右両側にはフェンス付きの小さな礼拝堂が幾つも並んでいる
(写真右)。 フェンスの幾つかは草花の形をした模様がついていて、美術的にもきれいだった。

さて、1度ホテルに戻る事にしたが、帰りはUバーン(地下鉄)に乗った。別に歩いても10分ほどの距離なのだが、ウエルカムカードもある事だし、Uバーンにも乗ってみたかった。乗った感想と言うほどでもないが、外が見えないので(当たり前か)市電の方が面白いと思う。途中、ピザを買ってホテルで食べる。

まだ時間は早いのにホテルに帰ってきたのは、カメラのバッテリーが切れてしまったからだ。私はソニーのデジカメを使っているが、バッテリーは2つ用意してある。1日中写真の撮りっぱなしでなければ 1つのバッテリーで充分なのだが、今日はレジデンツでカメラの使いっぱなしだったため、クヴィリエ劇場でバッテリーを交換したのだ。 なのに、その後そんなに使っていないのにもかかわらず、フラウエン教会でバッテリー切れになってしまい何でだろう? 毎晩、2本ともフルチャージにしているのに・・・。

ホテルで1時間ほどバッテリーの充電する。 本当はもっと長い時間充電しておきたかったが、時間がないので仕方がない。 と言うのは、今日(木曜日)はアルテ・ピナコテークが8時まで開いているので、これから行こうと思っているからだ。

17時半、ホテルで寝るという夫を残して1人で出かけた。アルテ・ピナコテークまでは市電27番を使う。

4・アルテ・ピナコテーク

アルテ・ピナコテークの向かいにノイエ・ピナコテークがあるが、この2つは展示物の年代から言って、ルーブル美術館とオルセー美術館の関係に近いのではないか?と思う。  個人的にはルーブルよりもオルセーが好きな私としては、アルテ・ピナコテーク よりも ノイエ・ピナコテークの展示内容に興味を惹かれたが、あえてアルテ・ピナコテークに 行くのには理由がある。それは、例のNHKの番組で紹介されていたためだ。テレビで紹介されると行きたがる=けっこうミーハーなのだ。

番組ではまず、アルテ・ピナコテークの建物についての解説があった。 第2次世界大戦中ミュンヘンでは66回?だかの空襲があったが、その時に破壊されてしまった外壁の修復部分についてである。
右の2枚の写真のうち左は正面を、右は裏側を撮影したものだが、特に建物中央部分に 空爆の痕跡が残っているのが分かると思う。

修復に当たっては、(1)全く元通りに修復する。(2)空爆後の残された材料で使えるものだけを使い修復する。(3)全く新しい材料、デザインで修復する。・・・の3通りの方法が提案されたらしいが、ミュンヘン市が選択したのは(2)である。

建物の外を1周した後、中に入る。 入場料は大人5.00ユーロ、ウエルカムカードの割引はなかった。  上の写真右の修復部分に当たるのが階段ホールであるが、なかなか大胆な空間をしている。

ここにも無料のオーディオガイドがあるので借りることにしたが、これが「歩き方」ほどある大きさで、厚さも重みもある代物だった。電話型のように手に持っていくわけにはいかないので、首または肩から下げるのだが、けっこう邪魔になった。オーディオガイドの使い方は簡単。展示画に付いている番号を押すだけだが、番号が付いている作品は割合から 言って多くはない。

デ ューラー という画家がいる。私はNHK番組を見る前は名前も知らなかったが、イタリアで学びドイツにルネッサンス美術をもたらした有名な画家らしい。 「四人の使徒」(右の写真左)は 新約聖書を持つヨハネとキリストから預かった鍵を持つペテロ、白のガウンのパウロ( その後ろの人物は私の記憶が正しければヤコブ)を描いている。

この他、同じくデューラーの「自画像」(自分をキリストに見立てて描いた。頭から方にかけての△のラインは、中世以降キリストを描く時の指向)、アルトドルファーの「アレクサンダー大王の戦い」(B.C.333年のマケドニアとペルシャの戦いで、兵士や馬がミリ単位で描かれている細密画)がテレビでは紹介されていたので、このあたりの作品がアルテ・ピナコテークの目玉なんだろう。あと、ルーベンスの最後の審判は、その大きさが すごく巨大だった。

ところで、ここで思いがけないものに出会った。ポンパドォール侯爵夫人の肖像画(写真右は絵葉書のコピーである。
ルイ15世の主席宮廷画家 フランソワ・ブーシェによるこの有名な作品は、私が持っている侯爵夫人の伝記によると、 「エディンバラ、スコットランド国立美術館 /ブリッジマン・アートライブラリー版権」とあるが、版権と言うからには、ここにあるポンパドォール侯爵夫人は複製なんだろうか?  オーディオガイドでは、「夫人が手にしている本は、彼女が知性教養あふれる女性だった事を表している」と言っていた。そうか、本=知性の象徴か・・・。

見学を終えてみて、アルテ・ピナコテークはなかなか良かったと思う。私は1時間40分の滞在でサーッと見て回っただけだが、 その程度の時間でも一応全部見学できるというのは、かえって楽なんじゃないだろうか?ルーブルのように大きすぎても疲れるだけだ。


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