ニンフェンブルク城(1)


2003年5月30日(・前半

1・ニンフェンブルク城

8時半、中央駅から17番の市電に乗りニンフェンブルク城に向かう。 30分程でニンフェンブルク城のバス停に着き、ここから城まで5分くらい歩く。

ニンフェンブルク城の見学は宮殿(左の写真左・写真1とする)の他、馬車博物館、アマリエンブルク、バーデンブルク、バゴーデンブルク、マクダレーネンクラウゼと全部で6箇所の建物に及ぶ。 私達はこの全部が見られるコンビネーション・チケット(7.50ユーロのところ、ウエルカムカードの提示で大人6.00ユーロに割引)を購入した。チケットと言っても切符のような小さな紙切れで(上の写真右)、各建物に入る際にチケットに切り込みが入れられる。

2・宮殿

まずは宮殿から見学した。 写真1に<>の形をした階段があるが、ここを上ったところが宮殿の入り口である。  入ったところはホールになっていて(左の写真左)ここでオーディオガイド(有料)の貸し出しも している。 宮殿はこの広間を中心にして左右対称の形で建っているが、正面左にある南翼の方が見ごたえがあるように思う。美人画ギャラリーもルートヴィヒ2世が生まれた部屋(上の写真右)も南翼にある。

宮殿をひと通り見学した後 (部屋数はそれほど多くはない)、広い庭園内に点在する小さな城館を周る。周り方は人それぞれだが、私達は時計回りの順番に見学した。まずはアマリエンブルクである。

3・アマリエンブルク

宮殿裏の林の中の小道を10分程行くと、木立の中にアマリエンブルクが現れる。うすいピンク色をした建物で外見を見た限りは平屋であるが、見取り図(写真下)には階段があるので屋根裏部屋でもあるのだろうか? 右の写真では見にくいが、建物中央の屋根の上にフェンスで囲まれた丸い屋上のようなものがある。もしかしたら、ここに上るための階段?かもしれない。

見取り図の1(下の写真左)は壁に犬小屋が造りつけになっている面白い部屋だ。どうやら狩猟用の犬らしい。

見取り図の3はブルー・キャビネットという名前が付いているが、キャビネットと言うだけあって小さな部屋だ。 ここから4.5.6.7の部屋が見通せるが、ブルー、黄色、ブルーの色調の変化がよく分かると思う(下の写真中央左)

見取り図の4(下の写真中央右)は寝室。 個人的にはアマリエンブルクの中で1番好きな部屋である。 ベッドの横に見えているドアの向こうはトイレかな?と思ったが、見取り図にはトイレが載っていない。 トイレは無いのだろうか?それとも単に記載を省略しているだけなのか?あの持ち運びが出来る椅子式トイレをここに持ってきて使うのだろうか? 王族だろうが貴族だろうが生活に欠かせないものだけに、その辺のところがすごく気になる・・・。 見取り図によると、どうやらドアの向こうは階段、そこを通って外に抜けられるらしい。

見取り図の5(下の写真右)は鏡の間とでも言うのか?ここで最も豪華、立派な部屋だった。豪華と言えば、アマリエンブルクは昨日見学したクヴィリエ劇場のクヴィリエの 建築なんだそうだ。

見取り図の6は狩猟の間?という名前だが、寝室と同じ黄色の色調をしている。普通の部屋で何が狩猟なのか分からないが、部屋の壁一面に絵が何枚も掛けられていた。

見取り図の7のPheasant Roomの意味が分からなかったが、帰国してから辞書を引いてみたら Pheasantは”雉(キジ)”だった。 雉と言われてもどんな鳥なのかピンとこないが、日本の皇室では正月に雉酒というものが出されるそうだ。 塩蒸しの雉の肉が2切れ入った銀のお盆に温酒を注ぐ・・・というのを本で読んだ事があるが、要するに雉は皇室や王室に親しみのある貴重な鳥らしい?という事は言えるようだ。ただし、この部屋の何が雉なのかはやっぱり分からない。3のブルー・キャビネットと似ている部屋だった。

見取り図の8 (写真左) はキッチンである。 ここは壁が全てタイル張りだが、そのタイルがとても素敵だった。オランダ製というタイルは花の模様がメインであるが、一部中国風のデザインにもなっている。天井は白地に青で絵が描かれているが、そこにも中国風の塔とか中国の衣装を着た人物が出てくる。 レジデンツでもそうだったが、特にニンフェンブルク城では中国を題材にしたデザインが幾つもあった。建築当時(1734〜1739)に流行したスタイルなんだろうか?

写真ではよく分からないが、調理台には鉄のフライパンや鍋が置かれている。火力は何だろう? 調理台の下がトンネル型に開いていたので、薪を使うのだろうか?

4・バーデンブルク

アマリエンブルクの見学 を終え、次はバーデンブルクへ向かう。バーデンブルクまではゆっくり歩いて10分ほど。

右の写真は見取り図の1の手前左側から撮ったものであるが、見学の際の入り口は2の上に当たる。

見取り図の2(下の写真左)はAntechamberとなっているが、Anteつまり、”前の”という言葉からして、1のホールに行く前の部屋という意味なんだろうか?桜色の壁(壁画でなく壁紙)模様はやはり中国風だ。

見取り図の4(下の写真中央左)は寝室だが、ベッド等の家具は何も無かった。ここの壁紙もご覧の通り中国そのものである。この部屋の一部のよう な形になっている5はキャビネット、6はドレッシングルームと公式ガイドブックにはあるが、そこには入れない。 どんな部屋か分からないが、6の部屋の壁紙も中国調なんだそうだ。

見取り図の1(上の写真中央)はバンケットホール。アマリエンブルクのロココの世界とはひと味違って、こちらは重厚感がある木製のドア枠、白壁はスタッコ、床はタイルそして天井一面に描かれた絵・・・と落ち着いた感じの豪華さが 際立っていた。

見取り図の3 (上の写真中央右と右) はお風呂 。ここを見ると、この建物には地下があることが分かる。 地階にはこのお風呂の他もう1つ別にお風呂があり、あとはキッチンとヒーティングルーム( ボイラー室のようなものか?)があるらしい。ご覧の通りこの部屋は周りがフェンスで囲まれているが、向こう側半分はロープがあって進入禁止になっている。  で、写真には写っていないが、向こう側の大理石製壁をよ〜く見ると隠し扉が1つあり、これは見取り図によると階段に通じているようだ。

また、この建物には2階もあるが、地階と同じく 一般には公開されていない。ギフトショップで買ったガイドブックによると、2階にあった小部屋は1944年に破壊されたらしい。1944年、年代から言って空襲を受けたんだろうか?う〜ん、気になる点は他にもあるが、ガイドがいない個人見学ではよく分からない。


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