PACIFIC CENTRAL STATION



ここでご紹介する Pacific Central Station とは、長距離バスのバスディーポと鉄道駅が一緒になった総合駅とでも言ったらいいでしょうか。VIA RailグレイハウンドPacific Coach LineRocky Mountaineer Rail Toursアムトラックなどが乗り入れています。

住所は1150 Station St. 右の地図で赤いX印が付いている場所です。ダウンタウン方面からはスカイトレイン利用が最も便利で、Main Staion駅(青い○印が付いている)で下車、すぐ斜め向かいにあります。

チャイナタウンから続くこの界隈の治安 はあまり良いとは言えません。信号待ちの車のフロントガラスを勝手に拭いて小銭を要求する窓拭き、ホームレスやアルコール中毒者も多い区域です。昼間は人出も多く全く問題ないと思いますが、夜はウロウロしない方が良いでしょう。

上の写真はから建物外観、正面玄関、ホール中央、PCLおよびグレイハウンドのチケット売り場となります。こじんまりとしていますが、建物じたいはアンティークな雰囲気が漂い良い感じ だと思います。また、浮浪者などもいないので、構内にいる分には危ないという事もないでしょう。

台数は少なめですが、チケット売り場の右裏に回って外に出たところにコインロッカーがあります。 形からしてスーツケースは入らないのではないか?とも思いますが、バックパックなら大きいサイズでも余裕で入りそうでした。

コインロッカーは直接お金を入れるのではなく、構内にある自動販売機でロッカー専用のトークンを買って使用します。

さて、バス乗り場はこんな感じです。左端写真に見えているのはビクトリア行きのPCL。左中央、13番に停車しているのはウイスラー行きのバス。右中央、14番はシアトル行きのグレイハウンドです。このグレイハウンドの車体には星条旗のマークが付いていますが、バンフ行きなどのグレイハウンド・カナダの場合、これがメープルリーフの模様になります。右端、マクドナルドのサインが見えますが、これは看板だけで、実際にマクドナルドがあるのは建物内です。

ちょっとここで、グレイハウンドでアメリカに行く際の流れについて触れておきます。国境通過があるため、カナダまたはアメリカ国籍以外の乗客は当然パスポートが必要です。私の経験ではチケット購入や乗車の際、「パスポート持っていますね?」なんて確認されたことはないので、気をつけてください。右下の写真はバスのチケット売り場にあった注意書きです。

国境に到着すると運転手が1人でバスを降り、自分が戻るまで車内で待っているように指示します。入国審査官に乗客数など知らせているようです。それから乗客の荷物を全て降ろし、全員1人1人順番に入国審査を受けます。

一般の日本人旅行者は I-94かI-94Wが必要ですから、現金で6ドル払い出入国カードを作ってもらいます。この6ドルは空路だと航空券に含まれているらしく入国の際に徴収されませんが、陸路は別払いなので用意されてください。ごく普通の観光目的の日本人なら何の問題もなく入国できるはずです。

が、グレイハウンドの乗客の中には審査に時間がかかる人もいます。おそらくヨーロッパからの旅行者だと思いますが、大抵は大きなバックパックを抱え、あまり小ぎれいとは言えない服装をした若者です。審査官にしてみたら不法滞在するんじゃないか?とか怪しむのかもしれません。こういった場合、審査が終わった人はバスに戻るのも外でタバコを吸うのも自由ですが、その時間がかかる人が終わるまで待たされます(注)。ですから、バンクーバー・シアトル間のグレイハウンドは時刻表に遅れること30〜40分・・・というのは時々ありますので、ご注意ください。

(注) ちなみに、乗客の中で入国許可が下りなかった人がいる場合、その人は次のバンクーバー行きのバスに乗って戻ることが出来ますが、支払ったバンクーバー・シアトル間の運賃は返却されないそうです。さらにシアトルから先のバスの運賃も支払っている場合、15%のキャンセル料がかかるとあります。

さて、バス乗り場とは反対側の構内左手は鉄道 関係です。バンフ方面に向かうVIA Rail もシアトル方面に行くアムトラックも1日1便しかないため、普段は閑散としてます。

私はまだバンクーバーからの列車利用をしたことが無いのですが、アムトラックでアメリカに入る場合の国境審査は「車内で行う」との事でした。


2004年1122作成

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