バンクーバーのロケ地


日本の方には初耳かもしれませんが、バンクーバー(市内とその近郊)は映画やテレビ番組のロケに使われる街として割と有名です。ハリウッドから近いわけでもないカナダの中都市バンクーバーで、何故撮影が行われるのでしょうか?私も詳しく知っているわけではありませんが、最大の理由と言われているのは「コスト」です。

例えば、下の方で紹介している「Look Who’s Talking」も「レッド・ブロンクス」も話の舞台はニューヨークですが、大都市NYは物価が高いのです。何日も何週間も、または何ヵ月もかけて俳優や制作スタッフがNYに滞在するとなるとホテル代もかさむでしょうし、制作費を安くあげるためにバンクーバーが代用されるのです。

現在(2001年10月時点)、アメリカドルのカナダドルに対するレートは100USドルが156カナダドルと言った具合です。同じ100USドルでもカナダで使えばもっと使いでがあるというわけです。

幸いバンクーバーにウエストサイド物語に出てくるような古いアパートや裏道があります。港町なので倉庫街もあるし、海もあれば山もある。まぁまぁの規模のチャイナタウンもあれば、高級住宅街にはお屋敷がズラリと並んでいる。というわけで、結構応用が効くんだと思います。

でも、ロケというのは市にはお金が入ってきていいのでしょうが、一般市民にとっては不便なこともあります。通行止めや駐車禁止がそれです。 バンクーバーのダウンタウンは一方通行の道路が多いのですが、仕事に行く時など急いでいる時いきなり通行止めに遭遇し、逆方向に曲がらなければならなかったり、道路が撮影のトラック(着替えの為のドレスルームみたいなの)で占領されてしまってパーキング できない等です。

まぁ、そうは言っても、やはり地元の知っている場所がテレビに出てくると、「あ〜っ、ここ○○だよね〜!」とうれしくはなるものです。


下の2枚の写真は映画Look Who’s Talking」(1989年、「ベイビ・ートークジョン・トラボルタ主演)というの映画の撮影で使われた場所。映画の舞台はNYです。

トラボルタの相手役、カースティー・アレイが住んでいる設定になったアパート。ダウンタウンのRobsonとThurlowという通りの交差した辺りにあります。建物を見に来る人が多いのか?入り口のドアには「ここは個人の住宅なのでプライバシーうんぬん・・・」と書かれた張り紙がしてありました。ドアの向こうには郵便受けがありますが、ここでトラボルタはカースティー・アレイの郵便を勝手に開けていましたねぇ(下の写真左)

映画の中でカースティー・アレイと女友達がこの通り(Robson)を2人で歩きながらお喋りをしていました。もちろんNYの何処かの通りという設定で・・・。 歩道にはアメリカのポスト(カナダの赤に対してアメリカのポストは青)やNYタイムズの自動販売機などが置かれ、ニューヨークっぽく演出してありました。

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下の2枚は映画「Rumble in the Bronx」(1996年、邦題「レッドブロンクス」、ジャッキー・チェン主演)に出てきた場所です。どちらもあまり治安の良い場所ではないので、夜は出歩かないのが無難。

 
 

ごく冒頭の場面で暴走族がオートバイのレースをしていた場所です。場面設定はニューヨーク (ブロンクス)なんでしょうが、ここはバンクーバー市からスカイトレインで30分程離れているニュー・ウエストミンスター市です(上の写真左)。暴力団に追われるジャッキー・チェンが逃げ回る場面が撮影された駐車場。バンクーバー市内 のガスタウンとチャイナタウンの中間くらいの位置にあります(上の写真左)

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この2軒のアパート見覚えのある方いませんか?これ がすぐに分かる人はかなりのファンかも。う〜ん、ちょっと分からないか・・・?

「Xファイル」のエージェント・スカリーが住んでいる設定となったアパートです。住所は1419 Pendrell St.ウエストエンド にあるので観光客でも歩いて行けます(上の写真左)。エージェント・モルダーのアパートす。2630 York Avenue。キツラノビーチのそば なのでバスに乗らないと行けません(上の写真右)ちなみに、FBIヘッドクォーター建物にはサイモン・フレーザーという大学の校舎が使われました。
※ 「Xファイル」がバンクーバーで撮影されたのは、初めの5年間程です。写真のアパートはその当時の撮影に使われたものです。新しいシリーズには使われていません

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こちらは「Along Came a Spider」(2001年、邦題はおそらく?「スパイダー」、モーガン・フリーマン主演)で使われたお屋敷です。映画の舞台はワシントンDC。

この建物は高級アパートですが、ヘリテイジ・ビルディングにも登録されています。映画ではロシア大使の息子 など、政財界の子弟が通う私立学校の校舎として使用されました。バンクーバー市内、Granville St.と W. 57th Ave.の角にあります。私は中に入ったことがありますが、内部は重厚な造りでバンケットルームもありました。(下の写真左)

このお屋敷はショネシーの Crescentという通りにあります。娘を誘拐された政治家の家として出てきました。ショネシーにはこんな感じのお屋敷が軒を並べています。

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ここでウイル・スミス主演、「I, Robot」(2004年)が撮影されました。設定はシカゴのダウンタウン。実は上の方で紹介した「Rumble in the Bronx」が撮影されたのと同じ場所、New Westminster市のFront Streetです。

 

この通りの建物はかなり老朽化していて未来というイメージはないのですが、建物の外壁面に薄いセットを取り付けて未来(2035年)の街としています。

上段の2枚と下段左の写真は2003年7月25日撮影、映画公開に先立つこと1年も前でした。なお、右上の1枚はオフィシャルサイトからの転載です。普段はひっそりとした道路なのですが、映画では人通りの多い通りでした。

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日本のテレビドラマ、「人間の証明」(2004年)に出てきたアメリカでのシーンがバンクーバーで撮影されました。

企業の内部告発取材のため、夏川結衣がこのビル(1040 West Georgia Street)を訪れています。設定はテキサス州ダラス。ビルに入る前、彼女は旗が掲げられているポールの前に立ち、ビルを見上げていました。右下はこのビルの前の道路ですが、消火栓の手前辺りから、携帯電話で日本にいる竹之内豊と話していますね。

左下はミシシッピ州ジェファーソン市警として使われた建物です。空港まで送るという夏川結衣に竹之内豊が、自分と一緒に日本に帰るよう告げる場面などが撮影されました。ちなみに、竹之内豊が空港から警察に来る途中タクシーで渡った橋は”Cambie Bridge”です。

右上の写真は竹之内豊が泊まったところとして撮影されたモーテル(2400 Kingsway)です。彼はここの115号室から出てきて、相手役の刑事の車に乗り込んでいます。また、このモーテルは「Xファイル」でもエージェント・モルダーが泊まったという設定に使われていました。


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2004年08月08日 更新
2004年10月05日 更新

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