I-94カードの返納


トップページでI-94Wについて簡単に触れましたが、ここでは”I-94の返納”について規則と私の経験を交えて考えてみたいと思います。まずは下の緑の囲みの中をお読みください。

 

右はI-94Wの裏にある注意事項です(クリックで拡大してからお読み下さい)。

I-94Wの半券は返納されるべきものですが 、空港のチェックイン・カウンターの係員が忘れたのか?日本に帰国後も半券がパスポートに付いたままになっているというケースもよくあるようです。

私の場合も過去10年ほどの間にホッチキスが外れて紛失したとか、パスポートが新しくなったとかの理由で返却していないI-94が2、3枚はあると思います。が、今のところそれに対して何のお咎めもありません。 だいたい、アメリカ全土で1日に何千人(だかどうかは分かりませんが)の観光客がI-94を作成したとして、その1人1人が帰国時にI-94の返却をしたかどうかなんて調べているのでしょうか?

楽観的な考え方と言えるかもしれませんが、経験上、手違いでI-94が返納されなかったとしても特別に心配することはないのではないか?と個人的には思います。どうしても気になる方はアメリカ大使館に郵送するなり、次回のアメリカ入国の際に返納すれば良いのではないでしょうか?

下のURLは「地球の歩き方」の掲示板で過去に取り上げられたものですので、参考になるかもしれません。

http://bbs.arukikata.co.jp/bbs_past/tree.php/id/143439/-/parent_contribution_id/143439/

http://bbs.arukikata.co.jp/bbs_past/tree.php/id/144126/-/parent_contribution_id/144126/

2003年10月09日 作成
2004年01月25日 更新
2006年03月15日 更新
 

上記がI-94返納に対する私の考え方でした。が、最近、こんな事があったので考えが少し慎重になりました。

2003年12月5日、アメリカに買い物に出かけた私はパシフィックハイウェイの国境を利用しました。パスポートには今年8月に取得したB1/B2ビザの他、先回、7月にアメリカ訪問した際にもらい10月に期限切れになったI-94Wの半券が留められています。新しいI-94カードを作るため、審査ゲートでオレンジ色の紙を渡されたところまではいつも通りでした。

が、車を停めてイミグレーションの建物に歩き始めたところ、パーキングにいた係官に呼び止められました。何の目的でイミグレーションに行くのかを聞くのです。I-94の欄にチェックの入ったオレンジの紙を見せるとOKと言われましたが、こんなふうにパーキングで確認されるのは10年来初めてです。ちなみに、今まではイミグレーションのカウンターで没収されていたオレンジ色の紙ですが、今回はI-94発行後も手元に置いておかれ、車に戻ったところでパーキングにいる係員に回収されました。イミグレーションに行く人と出てくる人のチェックをしているという感じでした。

さて、イミグレーションで私のパスポートを見ながら「どこに住んでいるか?」、「移民なのか?」など型通りの質問をした後、審査官は「このI-94Wは10月で期限切れになっているのに、何で返納していないんだ!」と言ってきました。これは今まで1度も聞かれた事のない意外な指摘です。

下記は審査官が私に言った主な内容です。

  • I-94は”期限が切れる前”に返納しなければならない。

  • I-94の裏面には”米国から出る場合は返納して下さい。返納されない場合、将来米国への入国が遅れることがあります。”って書いてある。私はそれに対して同意のサインをしている。

  • 何故カナダに帰るときに返納しなかったのか?

  • 出国の記録(I-94の返納)がないので、私は今までアメリカで働いていたかもしれない。

  • ちゃんと返納しないと私のビザがVOIDになる。

これに対して私は以下の点を説明しました。

  • 過去10年以上の間、アメリカ、カナダ間を何十回だか百何十回だか行き来しているが、”期限切れのI-94の返納は、次回のアメリカ入国の際に新しいI-94を作ってもらうのと引き換えに没収される”の繰り返しだった。

  • カナダに帰る時に返納と言われても、3ヶ月(I-94Wの有効期間)以内にまたアメリカに来ることもあれば来ない場合もあるし(来ることの方が多い)、次はいつ来るかなんて事は事前には分からないので次回のために返納しなかった。

  • アメリカで働く意思がないこと(つまり、strong ties=生活の基盤はカナダで仕事も家もカナダにある)は、8月に取得したビザの申請の際にアメリカ領事館に求められた書類(過去何年間の給料の明細書や所得税、プロパティー・タックス等の領収証、会社からのレター)で証明してある。

  • I-94の期限が切れる前に返納しなければならないなら決まりは守るが、だいたい、こんな事を言うのはあなたが初めてなんだから私としても戸惑う。

この審査官の言っていることはもちろん正しいです。が、感じは悪かったです。数メートル離れた場所から私を呼ぶ時も名前で呼ばず、ミスとかミセスとかいう言葉も使わず「Woman!」という呼び方をして、もしかしたら日本人(または有色人種)嫌いの人種差別者じゃないか…と私は思いました。

当たった審査官がたまたま厳しかっただけなのか?それとも最近取り締まりが強化されたのかは分かりませんが、面倒なことになるのを避けるため、アメリカ出国の際には航空会社のチェックイン係員がI-94の半券を回収するのを必ず確認してください。アメリカもカナダも日本のような出国審査がないので(出国スタンプもなし)、チェックイン・カウンターが事実上の出国手続きをする場所となります。

陸路でアメリカ入国または出国する場合、例えば、日本→カナダ→アメリカ→カナダ→日本というルートで考えると、I-94の有効期間内(I-94Wは90日、I-94は6ヶ月)にアメリカに再入国する予定がある人以外は未返納になるのを避けるため、I-94の有効期間が残っていてもカナダに戻る際のカナダ入国ゲート(またはカナダのイミグレーション)で返却してしまった方がいいかもしれません。

ところで、この日は復路のカナダ入国ゲートにて「このI-94はまだ使いますか?」と質問されました。実はこれも初めて聞かれた質問でした。と言うのは、普通カナダのナンバープレートが付いた車(つまり、カナダ人だと疑ってない)がカナダに入国する際は、「幾らの買い物をしたか?」、「お酒、タバコを買ったか?」、「何時間アメリカに滞在したか?」と言った税関関係の質問ばかりで、一応国籍も聞きはするものの「カナダ人(夫)と移民の日本人(私)です」と口頭で答えるだけでOK、パスポートやIDさえもチェックしないのが原状だったのです。これは同時多発テロ後でもそうでした。

そういう今までの状況を考えると、初めてパスポート提示を求められ I-94を返納するかどうか聞かれたのは、アメリカのI-94返納に関する取り締まりが厳しくなったからかもしれません。「おい!陸続きなんだからカナダ側もちゃんとやってくれないと困るじゃないか!」とアメリカからの要請があったとは充分に考えられます。そうだとすると、あのちょっと失礼なアメリカ入国審査官がI-94の返納についてうるさく言ったのも政府の方針が厳しくなったから…、で、カナダもI-94の回収(返納)を徹底するようになった…と考えることができるのではないでしょうか?

最後に、I-94またはI-94Wを返納し忘れた時の対処の仕方について、ページの冒頭、緑色枠内に書いた私の考えを訂正します。

返納し忘れたI-94・I-94Wは釈明のレターと米国出国の証明を添えて、下記の宛先に郵送しなければなりません。

ACS - USCIS, SBU,
P.O Box 7125,
London, KY 40742-7125,
USA

詳しくは下記の在日アメリカ大使館のウェブサイトを参考にされて下さい。

http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-i94.html

2003年12月23日 作成
2004年06月14日 更新
2005年03月30日 更新


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