カイザー・フリードリヒ温泉(ヴィースバーデン)


2003年6月7日(土)

1・クーアハウス

今日は1日中ヴィースバーデンの観光をする。午前中は買い物等、午後はカイザー・フリードリヒ温泉に当てる予定でいる。 まず、昨日もちょっと歩いた歩行者天国キルヒガッセに行った。Kaufhof (デパート)の地下にはインターネット・カフェがあったので使ってみた。料金は30分で1.50ユーロ。実は昨夜もSchwalbacher Str.(地図ではキルヒガッセの1本左にある大通り)にあるインターネット・カフェに寄ったのだが、こちらも15分が1.00ユーロ、30分が1.50ユーロだったので、これが相場なのかもしれない。

この後、街をブラブラしながらクーアハウスまで歩く。クーアハウスは昨夜もカジノで来ているが、暗くて写真が撮れなかったのだ。

ヴィースバーデンのクーアハウスはバーデン・バーデンのそれと比べて規模が大きく、外観も内部もずっと立派だった。 カジノ自体はバーデン・バーデンの方が断然に豪華だったことを考えると意外な気もするが、これはヴィースバーデンが州都であるためかも?しれない。

建物はドーム型屋根があるホールを中心に、左翼右翼に伸びる形で建てられている。幾つもの小部屋やホールがあり、写真で見るととても素敵な部屋ばかりだ。部屋の1つ1つは勝手に入れないが、何かの展示をしている部屋などは入ることが出来る。また、外は暑いがクーアハウス内はひんやりと涼しい。座れる場所があるのでここで1時間ほど休憩した。

2・コッホブルンネン

クーアハウスからヴィルヘルム通りを渡った先にある公園内にコッホブルンネン(Kochobrunnen)という源泉がある。キノコのような形をした石からお湯が吹き出ていて、湯気も立っていた。触ってみると40℃くらいの温度か?

キノコの後ろに8角形の建物が見えるが、中にはやはり温泉が出ていて飲めるようになっている。キノコから出ているお湯よりこちらの方が熱かった。味はあまり無い。

3・カイザー・フリードリヒ温泉

さて、ここから数分先にカイザー・フリードリヒ温泉がある。私はバーデン・バーデンのフリードリヒス浴場がかなり気に入ったので、ここの温泉にも期待大といったところだ。建物の外観(下の写真左)はバーデン・バーデンよりもこじんまりとしている。が、入り口を入ったところはバーデン・バーデンよりも素敵だった(下の写真 中央左)。両側の壁にはチケット売り場の窓のようなものがあるが、昔は窓口があったのだろうか?次にあるホールには大理石らしい壁と床、壁画も描かれていて 、これってアールデコの感じに似ているような気がするが、建築の事はよく分からない。

このホールを右に抜けるとガラッと近代的になる(上の写真中央右)。受付で料金を払う。私達はオプショナルなしのコースで4時間1人17.50ユーロとタオル代1枚4.00ユーロを払ったが、先払いではなく帰る際に払ったように記憶している。 と言うのは、ここには砂風呂やサウナなど別料金の施設が幾つもあり、別料金のコースを利用すると受付で渡される腕バンドのチップ(上の写真右)に記録されるようになっているからだ。(料金についてはこちらを参照。どうしても直リンク出来ないが、ここから入ってKaiser-Friedrich-Thermeで検索すると英語で読める

受付でタオルをもらい、ゲートを通る際も腕バンドを使う。 これで入場時間が記録されるんだな・・・。ロッカールームに入る。 ロッカールームの作りはバーデン・バーデンのカラカラ浴場とほぼ同じで、ここも男女共通だった。ロッカーの鍵は腕バンドのチップを丸い部分に押し付けて開け閉めする(上の写真右)。 ロッカーの番号を覚えておかないと、自分のロッカーを探すのに大変そうだ。

いつものワンパターンだが、ここから先は上に載せた案内図(案内図はカイザー・フリードリヒ温泉HPから転載)を見ながら紹介する。ロッカールームで服を脱ぎ、9( 飲み物のバー)の横を抜ける。ここには下に下りる階段があり、吹き抜けなので下が見下ろせるが、階下には別料金の各コースがあるらしい。

カイザー・フリードリヒ温泉はフリードリヒス浴場とは違い、番号順に回るとか時間は何分とか言う指定はない。各人が好きなように好きな場所で過ごせば良いわけである。ここでは入ってきた側から適当に説明しよう。

普通はまず 7(シャワー)を浴びるだろう。シャワーは高い位置に2つ、膝くらいの位置に1つ付いている。郵便ポストのような横長の穴があって、そこからお湯が平たい感じでドバッと出てくる。石鹸は無い。※ この写真はカイザー・フリードリヒ温泉HPからの転載。

シャワーの両隣に68がある。6は85〜90℃、8は55〜60℃のどちらもドライサウナだ。私はドライサウナの乾いた感じが苦手なので、6と8は中に入っただけ ・・・という程度である 。6にはアロマオイルが焚かれているらしいが、ちょっと入った程度では気づかなかった。つまり、それほど香りが強くなかった?のだろうか・・・。

シャワーの正面に13(スイミングプール)がある。水温22〜24℃とかなり冷たいので、じっとしていると寒すぎる。実際、殆どの人は泳いでいたが、裸で男性に混じって泳ぐのに何となく抵抗があった私はここもあまり利用しなかった。※ この写真はパンフレットからのコピーである。

13はバーデン・バーデンのフリードリヒス浴場で言うと、中央の丸天井のあるプールに相当するものだと思う。いちばんメインのプールだし、パンフレット等にもこのプールの写真が大きく載っている。 が、優雅さ、壮大さ、美的、建築的観点など思いつく全ての点から言って、バーデン・バーデンの方が圧倒的に勝っている。このプールの正面右には10、11、12がある。

10は水風呂。サウナでほてった体を冷ますのが目的らしいが、冷たくて足しか入れられない。

11は40〜45℃のドライサウナ、12は50〜55℃のやはりドライサウナでこの2つは続き部屋になっている。ウェブサイトやパンフレットの説明によると、ここから始めるのが順序らしい。そう言えば、フリードリヒス浴場でもシャワーの次にある最初の部屋は続き部屋のドライサウナだった 。

スイミングプールの反対側には514がある。5は42〜45℃のスチーム だが、フリードリヒス浴場のスチームと比べて迫力に欠けるような気がした。ただ、部屋は青いタイル張りで雰囲気がいい。

14はけっこう興味深い場所だと私は思う。いわゆるサウナなのだが、部屋の中央に写真のような装置がある。 手前に見えている桶、槽のようなものには水が張ってある。向こう側の槽の中は鉄の籠が収まっていて、籠の中には見かけがジャガイモのような石が沢山詰まっている。また、籠の下の方は火鉢のよう 感じだ。※ この写真はパンフレットからのコピーである。

真ん中には蝶番(ちょうつがい)があり、一定の時間になるとそれが動いて火鉢の中から鉄籠が引き上げられ、ぐるっと回って水の方に移動する。水の中に鉄籠が下げられるとジューッという音とともに蒸気が発生し、室内の湿度と温度が上がるんだそうだ。

私はこの仕組みを何度も見るためけっこう長居をしたが、10〜15分に1回ほどの頻度で蝶番は回っていた。蒸気が上がると言っても、スチームバスのように室内全体が蒸気に包まれているというわけではないので、ドライサウナ蒸気付きといった感じの代物だ。

1はいわゆるお風呂と言える。正面右の浴槽の温度は34℃、左の浴槽は37℃・・・と日本のお風呂の温度と比べるとややぬるめではあるが、お湯に体ごとつかると何だかホッとする。※ この写真はパンフレットからのコピーである。

どちらも浴槽の中は座れるように周囲がベンチ式になっている。左の浴槽は背中に当たる位置にジェットバスの装置が付いていて気持ちいい。右の浴槽にもその手の類のものがあったが、ジェットバスが当たるのが背中でなくて足だったか・・・?私は温度の高い左を中心に入っていたのでよく覚えていない。

2、3、4は休憩室。2は少し奥まった場所にあり、数段の階段を上っていく。天井には小さな電球が散りばめられ星空さながらだ。電球の色は赤、青、緑、黄色 だったか?順番にクルクルと変わる。1色だけチカチカして落ち着かない色があったが、まぁ、悪くはないと思う。ちなみに、夫はここで1時間以上も昼寝をした。私は独りで時間をつぶしたが、今思えば下の階にある別料金のコースの1つにでも行っておけば良かったと後悔する。
※ この写真はパンフレットからのコピーである。

3には2のような天井の照明はないが、明かりが窓から差し込む自然光なので清々しい落ち着いた雰囲気がある。パンフレットによると、4には音楽が流れていてリラックスするのに役立つんだそうだ。私は見落として入っていない。

どの休憩室にも寝椅子が置かれているが、作りはすごくシンプルなのにとても楽な寝椅子だった。ステンレスのパイプが付いているが、パイプの部分を台座にスライドさせて動かす事により高さや角度を調節できるのだ。足が高くなるようにして寝転ぶととても気持ちが良かった。

さて、カイザー・フリードリヒ温泉の全体的な感想として、バーデン・バーデンのフリードリヒス浴場とは違い回る順番や時間指定がないので、自分の好みで勝手に回れるという点では良いと思う。4時間という時間制限もあり余るくらいでかなりゆっくりできる。が、個人的にはフリードリヒス浴場の方が良かった。サウナ、スチーム、浴槽があるお風呂・・・内容は似たようなものだが、それぞれの部屋の内装がフリードリヒス浴場の方が圧倒的に素敵なのである。特にあの丸天井のあるプールと 、やはり丸天井の休憩室はそう言える。そう、雰囲気の問題だな。

また、カイザー・フリードリヒ温泉とフリードリヒス浴場の大きな違いとして、係りの人がいて世話をしてくれるか、放っておかれて自分たちで勝手にするか・・・という点がある。カイザー・フリードリヒス温泉は後者、フリードリヒス浴場は前者である。裸を間近に見られて恥ずかしいという気がしないでもないが、人に身をゆだねて世話をしてもらうというのは私はけっこう好きだ。

最後にカイザー・フリードリヒ温泉の混浴という点について触れておく。ここは週に1日だけ男性のみの日と女性のみの日があるが、私は夫と出かけたため混浴日をわざわざ選んだ。が、プールやサウナ、休憩室などの間を歩く時は受付で借りる大きなシーツに身を包むことができるので、まっ裸で歩き回らなければならないというわけではない。タオルなしで堂々と裸で歩いている年配の人もいたが、殆どの人はタオルを使っていた。バスローブ(受付で借りられる)を着ている女性もいたので、やっぱり皆、一応は恥ずかしいのだと思う。シャワーを使う時やプールに入る間、タオルは随所にあるタオル掛けに置いておく。だから、裸をひと目にさらすのはタオル掛けとプールやシャワーの間を移動する”ほんの数歩の距離”と言って良い。

私的考えだが、お風呂で一緒になった見知らぬ人がそれっきり出会うことのない人達だったら、まぁ恥ずかしいという事もないのではないか? また、相手が日本人でなければ恥ずかしさも薄らぐというのもある。 私の場合、フリードリヒス浴場では日本人、東洋人にさえも会わなかったが、実はここでは日本人男性2人組と一緒になった。が、相手の年齢が60歳前後と高齢であったことと、その人達は私達が帰る頃に入って来たので時間的には殆どかち合っていないため、まぁ、いいか・・・という気がした。

もし、同じホテルに泊まっている、または旅程が似ていて旅行中よく出会うような日本人とかち合ってしまったら嫌だとは思うが、もうそれは運の問題なので仕方がない。ただ言えるのは、ドイツの温泉には混浴に対する不安や心配を吹き飛ばす素晴らしい魅力があるので、是非、体験してみてほしいと思う。


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