ラインフェルス城


2003年6月5日(木)・前半

1・シュターレック城

昨日は暑い日だったが(気温30℃)、今日は多少曇り空で涼しい。 ホテルをチェックアウトした後、バッハラッハのツーリスト・インフォメーションに行ってみた。私は昨日の散歩で通りかかってはいるが、閉まっていたので中には入っていない。

道路に面した門をくぐると中庭があり、奥はレストランになっている。入って右のドアがインフォメーションである。夫はここにあるインターネット専用コンピューター(時間制限5分だったか?で1ユーロ)で株値のチェックをしていた。コピー機もあった。私はライン川周辺の道路地図を購入。

昨日の夕方は既に閉まっていたスーパーで水や果物を買ってからシュターレック城へ向かう。シュターレック城はユースホステルになっている古城で人気があるらしいが、歩いていく場合、ツーリスト・インフォメーションのある道路から小道に入り、急な坂を上っていかなければならない。私達は上を見上げて歩く気をなくし、車で行く事にした。

個人的に言って、シュターレック城は面白くなかった。古城の要素よりもユースホステルの要素の方が強すぎるのである。

例えば、城外観の写真で塔が見えるが、塔の中は( 左の写真右 )の階段は昔のまま?であるものの、部屋は近代的に改装されすぎていて異様な感じがした。実際に宿泊するとしたら近代的な設備は便利なのかもしれないが、見ているだけだとそのギャップの大きさに興ざめする。

また、この日は中学生くらいの団体が宿泊していて、生意気なガキがおかしな日本語でちょっかいを出してくるのが嫌な感じだった。私はユースホステルに泊まった経験はないが、こういう団体と一緒になるという事は結構あるのだろうか?今回の旅行中、お城などで小学生や中学生くらいの団体には何度も遭遇したが、そういうグループはユースホステルを使うのだろうか?

ところで、今日の予定はライン左岸をドライブしながらモーゼル川方面へエルツ城まで行き、その後はライン右岸に渡り適当な町で宿泊・・・である。

2・シェーンブルク城とねこ城

10時過ぎ、バッハラッハを出発。すぐにオーバーヴェーゼルの町に入ると丘の上にはシェーンブルク城(右の写真左)が見えた。ここは高級古城ホテルとして有名らしい。対岸にはカウプの町があり、ライン中州にプファルツ城が建っている。写真だけ撮って次の町ザンクト・ゴアールに移動する。ザンクト・ゴアールの対岸の町ザンクト・ゴアルスハウゼンの背後にはねこ城(右の写真右)がそびえている。

3・ラインフェルス城

ザンクト・ゴアールではラインフェルス城を見学した。駐車料金が50セント、入場料は大人4.00ユーロで見学は地図(裏に簡単な説明あり)を見ながら個人で行う。この城は全くの廃城ではあるが、城壁や城郭が残っていて回り込んだり登ったりする場所がけっこう多い。 また、ここは古城ホテルにもなっている(下の写真右)

廃墟の一角にある博物館に入ってみた。展示品は武器類が殆どで、映画「指輪物語」で包囲中の城を攻め落すのに使った大掛かりな道具の模型とか大砲、石の弾丸等が沢山あった。と、何気なく置かれている椅子に目が留まった。ただの椅子であるはずは絶対にない・・・、今回の旅行 では椅子式のトイレによくお目にかかったので、またトイレか?と眺めていたら、おじさんがやって来て仕組みを見せてくれた。なるほど、脚立になるのか。

ラインフェルス城の見学は割と簡単に終わった。1時間でくまなく見て回れるという感じだった。駐車場で機関車のような形のバスを見たが、これはザンクト・ゴアールの町(おそらく駅か?)から城までのツアーらしい。マルクスブルク城でも同じようなバスを見かけたが、城と駅との距離が多少あるため(ラインフェルス城までは車で上り道を4、5分)徒歩の観光客のためにこういうバスがでているようだ。

さて、今日のメインであるエルツ城へ向かう。ザンクト・ゴアールを過ぎると対岸にねずみ城が見えた(上の写真右)
 


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