ホーエンツォレルン城


2003年6月1日(日)

1・ミュンヘンからヘッヒンゲンまで

今日からまたレンタカーの旅が始まる。今日はホーエンツォレルン城に行くのだが、この城の見学は始めから計画に入っていたわけではない。 ミュンヘンの次の目的地はあくまでもバーデン・バーデンだ。ただ、この間移動するだけではもったいないので、途中どこかで1泊することにしてあった。が、どこに寄るかは決めてはおらず 、候補としてホーエンツォレルン城とボーデン湖周辺があった。 ホーエンツォレルン城にしたのは、この城が交通の便の悪い場所にあるため、せっかくレンタカーがあるのであれば行くべきではないだろうか?と考えたからである。

9時、ホテルをチェックアウト。中央駅からルフトハンザのバスでミュンヘン空港に向かう。バスの切符は来る時に往復で購入済みだ。

10時、空港に到着。レンタカーのカウンターは混んでいて、空港を出たのは時は11時前になっていた。A8に乗り、アウクスブルク、ウルムを経由してシュトゥットガルトまで行く。ウルム通過後、15分 ほどの渋滞に2回遭う。アウトバーンには渋滞のサインも出ていた。 途中のガソリンスタンドでトイレ休憩し、朝食で作ってきたサンドイッチでお昼ごはんにする。

シュトゥットガルトからはA81を南方向に入る。南と言っても、アメリカやカナダのハイウェイみたいにNorthとかSouthまたはEast、West とは表示されていないので、分岐点でどちらの車線に入るかは地名で見分けなければならない。私達が目指すのは取り合えずはTubingen またはHechingenであるが、この分岐点にはどちらの名前も出ていない。標識に出てくる最初の地名にSingenというのがあった。地図を見ている夫に Singenがどこにあるのか急いで探してもらう。と、Singenはボーデン湖のそばにあった。であれば南であるからして、Singenのサインに従って進む。

今まで運転していて何回も感じたが、ミュンヘンとかザルツブルクなどの誰もが知っている地名ならともかく、聞いた事もないような中小規模の都市名で分岐点の表記をされても旅行者には分からない。地図を見ながら南に行くとか西に行くとか進行方向は分かっているのだから、例えばアメリカのように South-Seattle(南方面-シアトル)というような表示の仕方をしてくれないものかと思う。

A81を31番出口で下り463に入る。463は片側1車線ののんびりとした道路だった。463は途中で分かれるが、とにかくHechingenのサインに従う。

2・ホーエンツォレルン城

14時20分、山の上にホーエンツォレルン城が見えた。途中、道を間違えてHechingen の町中に入ってしまったが、ひたすらお城を目指して走っていれば行き着くという感じだった。一応サインも出ている。

14時40分、ホーエンツォレルン城の駐車場に到着。 割と広い駐車城でお店もある。駐車料金は2ユーロ。ここから城まではシャトルバスも出ているが、私達は歩いた。城までは林の中の上り坂を行く。登り口に17と書いてある小さなサイン(上の写真右を参照)があったが、所要時間17分ということだろうか?普通の体力の人であれば10〜15分で登れると思うが、けっこう疲れた。

坂を上りきった所、城の入り口にチケット売り場があり、大人は5.00ユーロ。ここからは城壁の中のらせん状の通路を登って行く(下の写真左と中央左・案内図の1213。登り切ったところには見張り塔などが建っていて見晴しが良い(下の写真中央・案内図15。 ここから16〜21のポイントをぐるりと見て回れる。16〜21は城本棟の外側に当たり、歴代城主のブロンズ像が並んでいた。(案内図はホーエンツォレルン城のウェブサイトから転載) 

城本棟への入り口 には写真(下の写真中央右・案内図14では全く分からないが、非常に幅の狭い濠がある。同じような濠は 下の方13にもあった。

さらに奥に進むとコートヤードに出る(下の写真右・案内図1011にある売店でアイスキャンディーを買って涼んだ。なにしろ今日の気温は28〜29℃、暑くてたまらない。トイレは9の建物の地下にあり、おばさんが番をしていて使用料30セントを払う。

城本棟の見学はガイドツアー(ドイツ語のみ)でなければ入れない。案内図の5のあたりのコートヤード側にインフォメーションがあるので、そこで時間を確認する。ここで英語の小冊子(2.00ユーロ)を購入。 ツアーの集合場所はコートヤード正面向かって右手の階段のある所。

3・ホーエンツォレルン城ガイドツアー

15時45分、ガイドツアーが始まる。参加者は30人ほどいた思うが、殆どがドイツ人というかドイツ語の分かる人達のようで、ガイドの説明を皆熱心に聞いていた。ツアーの最後には参加者からの拍手もあったので、興味深い説明だったのだと思う。ドイツ語が全然分からない私はツアーの最後から付いていき、誰もいなくなった部屋で写真を撮ったりしていた。

城の中に入ったところがAncestral(先祖の)または Family Tree Hall(下の写真左・案内図1。床の保護のため、ここでフェルト製の大きなスリッパを靴の上から履くように指示される。壁全体にはきれいな絵が描かれているが、これは系図になっている。

この部屋の左隣が Count's Hall with Emperor's Hall and Bishop's Alcove (下の写真中央左・案内図2何やら長い名前が付いているが、ここはバンケットルーム で、Emperor's Hallは入り口(1に隣接)の 、Bishop's Alcoveは出口(3に隣接)のそれぞれ右側(窓側)にある小さな一角を指す。写真は3から1の方向に向かって写した物。

次の間はLibrary(下の写真中央・案内図3。廊下という感じで本棚などは無いし、何がライブラリーなんだか分からないが、窓際には木製のテーブルと椅子が作り付けになっており、ここで本を読んだり勉強するという事だろうか?壁側には戸棚(オーク製で手彫り)がやはり作り付けになっている。この写真もツアーの進行方向とは逆から撮影。

ここからはRoyal Apartments(居住区画、私室とでも言うのか?)になる。まず、Margrave's Room(案内図4。王の書斎であるが、この部屋の写真は「歩き方」にも載っていた。私が見学した時は逆光のため正面の写真が上手く撮れなかったので、城のHPで部屋の様子を見て欲しい。

隣には Kings Bedroom がある。 ベッドカバーとカーテンが濃いピンクなので女性の部屋かと思ったが、パンフレットで確認する限り、ヴィルヘルム2世の第1皇太子(Crown Princeとある)ヴィルヘルムが使ったんだそうだ。狭い簡素な部屋だった。

案内図5の部分は小部屋が続いているが、ここには King's Dressing Room、Queen's Dressing Roomそして Queen's Bed Roomがあったんだそうだ。今は改装されてPicture Cabinetsとなっている。

続くQueen's Room(上の写真中央右と右・案内図6は魅力的な部屋だった。家具の色が青なのでBlue Drawing Roomとも呼ばれている。上の写真2枚のうち左側は城壁側の窓が、右側の写真は中庭側の窓が写っている。

案内図によるとこの部屋の左側にはもう1つ部屋があり、その背後には7のチャペルがあるが、ツアーではここは行き止まりの部屋だった。後ろに抜ける隠し扉でもあるのだろうか?これで個々の部屋の見学は終わり、中庭側にある廊下を歩き、3の中庭側にある黒丸の辺りから外に出てくる。

この後は宝物館の見学がある。宝物館(Treasury)は2の真下に位置しており、中庭から中に入る。ここの目玉はプロセイン王の王冠とダイヤモンドが散りばめられた嗅ぎタバコ?を入れる小箱らしい。この展示品だけが、他とは違うワイヤー入りのガラスケースに収まっていた。が、私は女性の立場からして、Queen Luiseが着用したという長いトレーン付きの青いドレスの展示の方が興味深かった。

ガイドツアーはこれで終了。所要時間はちょうど1時間だった。さて、私的ホーエンツォレルン城の感想だが、よほど興味のある人以外はパスしてもいいのではないだろうか・・・?と思った。最大の理由はガイドツアーがドイツ語のみである事。薄っぺらな英語版のパンフレットもあまり詳しくはなく、私はただ見ているだけという感じだった。車がない場合のアクセスは鉄道(1〜2時間に1本)、タクシー(帰りは呼び出し)と不便であるという事もある。 あと、ノイシュヴァンシュタイン城と似ている点として、この城は内部よりも遠くから望む外観の方がすばらしいように思う。

ところで、今日どこに泊まるかは未定だった。ここからいちばん近いへッヒンゲンでホテルを探そうかと思ったが、道を間違えてしまいテュービンゲンに来てしまった。それならテュービンゲンでもいいか・・・と市街を適当に走りホテルを探すが、テュービンゲンのどこを走っているのかさえも分からない。私達が持っているのは南ドイツのロードマップのみだし、「歩き方」に載っている地図は駅から町の中心(観光ポイントのある区画)までしか出ていないため殆ど役に立たない。どうにかBahnhof(駅)のサインを見つけ取り合えずは駅を目指すが、また道を間違えB28という道路に出てしまった。 道を間違えるのは決まって市街地である。で、B28上にあったこの辺りでおそらくただ1件のホテルに宿泊した。ホテルがあるような道路ではなかったので、無事に見つかってホッ とする。

やはりここ1件だけなんじゃないか?と思うレストランがホテルの数件先にあったので、そこで夕食をとった。外見とは裏腹に、 店内は”白人のイメージする中国風”という飾りがしてあり中華のメニューもあった。が、中華レストランというわけでもなく、ピザがあったりもする。

変な飾り付けとここが辺鄙な場所である事を考えると、中華の味は怪しげであることが想像される。で、私達はピザを注文した。と言ってもピザの味も全然期待はしていなかった。 夕食の時間だと言うのに店内には他にお客がいないし、いかにも流行っていない店という感じだったからだ。

ところが、出てきたピザは予想に反しておいしかった。 Mサイズ位のピザ2つにミネラルウォーター2つで13.50ユーロというのも安い方ではないか?チップ 込みで15.00ユーロを払ったら、この店の息子っぽい店員がビックリしたような顔で、「Thank You」と英語でうれしそうに言ったのが今でも印象に残っている。


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