ショーンガウ、ヴィース教会


2003年5月24日(土)・後半

1・ショーンガウまで

ドナウヴェルト〜アウクスブルクはB2を通るのだが、”都市”アウクスブルク周辺では道路事情も変わってくる。道路の脇は防音壁があり、高速道路 を走っているような感じもした。ガイドブックで読んだ限りでは、私はアウクスブルクには魅力を感じなかったのでこの街は初めから寄る予定がない。

アウクスブルクからショーンガウはB17を走る。 途中ランツベルクに寄りたいと思っていたが、B17から旧市街に入る出口を見逃してしまい、気がついた時はかなり走っていたのでそのまま南下した。 今、その事を後悔している。

ショーンガウには寄り道できたが、やはり、B17から城壁内に入る道を見落とさないように注意していなければならなかった。

この町はすごく小さく閑散としていた。 マリア昇天教区教会の内部はヴィース教会と同じ建築家がつくったそうだが、土曜日はお昼の 12時30分までしか開いていないため、私達は中に入ることが出来なかった。他には博物館があるらしいが、見どころという見どころは特に無いんじゃないか?という印象をもった。写真はバレンハウス(白い建物)をバックにしたマリアの泉。

早々にショーンガウにを引き上げ、次の目的地ヴィース教会に向かう。 ヴィース教会はヴィルトシュタイクとシュタインガーデンの中程で街道をそれ、南に少し行ったところにある。 ロマンティック街道沿いに小さいが一応標識が出ているので、ヴィルトシュタイクを過ぎたら注意していれば分かると思う。

2・ヴィース教会

ヴィース教会に着くと道端に車が何台も駐車していたので、私も開いているスペースに車を停めたが、すると向こうから男の人がやって来て1ユーロ を請求された。また、大きな駐車場が別にあるがこちらも1ユーロする。

駐車場の入り口には土産物屋があるが、ここのトイレは有料で、30セントを入れないとバーが開かない仕組みになっているようだ。 それにしても、辺りはのどかな草原で牧歌的な雰囲気が漂っているのに、この土産物屋と駐車場を陣取っている派手な色の観光バスが違和感を感じさせる。

前もって見たり聞いたりしていたとおり、教会内部は豪華絢爛なロココの世界であった。 祭壇の周りを囲む赤と青の大理石の柱は、「 漆喰に彩色を施したもので天然の大理石を使用しない工夫が見られる」と「地球の歩き方」 には説明されているが、数日後に見学したヘレンキームゼー城のガイドによると、「人工の大理石は作るのに高度な技術が必要で、値段も天然の大理石より高い」んだそうだ。

また、「歩き方」には「内部のいちばんの見どころは、壮麗な天界を描いたフレスコ天井画 」とあるが、これには全くの同感である。 天井のかなり上の方に小窓のようなバルコニーのようなものがあった。 中はどうなっているのだろう?一般には公開されていない場所だけに、余計に見てみたくなる。

さて、私達はちゃんとお昼ごはんを食べていなかったので 何か食べたいと思うが、ここにはカフェみたいなのが3件あった。1つは駐車場から教会までの小道沿いに、2つは駐車場に面している。私達は駐車場にあったうちのひとつでソーセージを注文した。

ソーセージを食べるのはドイツに来てこれが初めてだが、 あまりにもおいしいのに感動した。観光客相手に飲み物や簡単な食事のみを出しているお店なので味は期待していなかったが、結果的に言って このソーセージが今回の旅行中食べたソーセージ (計4回)の中でいちばんおいしかった。ザワークラウトもここのが1番だった。酸っぱさの加減とか、 ほんのり温かい温度とか、中にポツポツと入っている香辛料などのバランスが良かったように思う。

ここではトイレも使ったが、お店の外にあるトイレの入り口には人が立っていて使用料を徴収していた。私達は外のテーブルで食べていたが、一旦レストラン内に入りお店の中からトイレに入ったので、お金はもちろん要らない。トイレはきれいだった。

3・ホーエンシュヴァンガウ

16時40分、ヴィース教会を後にし、今日と明日泊まる ホーエンシュヴァンガウ を目指す。シュタインガーデンからは再びB17を走るが、これまでの平原とは違って背後には山々がそびえるようになり、アルプスに近づいていることを実感させられた。
「あっ!見えた」、ノイシュヴァンシュタイン城である。 聖コロマン教会の横に車を止め写真を撮る。ここでは40〜50代くらいの日本人女性のグループが写生をしていた。絵画教室かなんかのツアーだろうか?私も子供の頃は絵を習わされていた。のんびりと写生する。いいなぁ・・・と思う。

17時20分、ホテルにチェックインした後、早速ホーエンシュヴァンガウの町を歩いてみる。ツーリスト・インフォメーションはもう閉まっていたが、外にはホテルの電光掲示板があり、値段や空室状況が分かるようになっていた。これによると、今日は空室が沢山あるらしい。5月も下旬だが、まだシーズンではないのだろうか?ここにはコイン投入式の有料トイレもあった。

ゆるい坂道を上ると右手にチケットセンターがある。 ホーエンシュヴァンガウ城とノイシュヴァンシュタイン城の入場券はここで買うのである。
イエーガーハウス(高級ホテル)の右横の道を下るとアルプ湖に出る。湖じたいはそんなにいいとも思わなかったが、湖畔でぼ〜っとするには良さそうな場所だった。この湖の手前には立派な邸宅なような建物があったが、手入れがされてなく どうやら空き家のようである。 ホテルかなんかに使われていたのではないかと思うが、湖畔を望むお城のような家、空っぽとは・・・もったいないものだ。

ホーエンシュヴァンガウの様子が一応分かったところで、フュッセンにも足をのばしてみた。夫が飲み物とかスナックとか果物などを買いたいと言うのだが、ホーエンシュヴァンガウには土産物屋くらいしかなく、それも土曜の夕方ということでか?1件しか開いていなかったのだ。

フュッセン方面はツーリスト・インフォメーションの前の道をまっすぐ行く。 途中、林の中にはホテルが数件、周辺の風景と違和感を感じさせる外見の中華レストランがあった。レヒ川を渡るとフュッセンの町だが、ここはわりと大きな町だ。でも、やはりスーパー等は閉まっている。 街中の道路に”マクドナルドはこちら”の標識があったので、夕食はマクドナルドでいいか・・・と、サインに従い町の外れの方までやって来た。マクドナルドのメニューはだいたいはアメリカ、カナダのものと同じだったが、フライドポテト(英語ではフレンチフライ、ドイツ語は?)につけるケチャップのポンプがない。日本もそうだったかもしれないが、ケチャップを使うのは北米だけなんだろうか?また、ここでドイツに来てから初めて氷入りのコーラが出た。 氷が入っていない方がいいと言う人もいるが、暑い日にはやっぱり氷入りである。


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