ローテンブルク観光


2003年5月23日(金)・前半

1・聖ヤコブ教会

今日の予定は、ローテンブルクを観光した後ロマンティック街道を南下、ディンケルスビュールに寄り、ネルトリンゲンあたりで宿泊・・・である。

9時、ホテルをチェックアウト。 まず出かけたのは聖ヤコブ教会。 ここは他の教会と違って拝観料、大人1.50ユーロがかかる。「なぁんだ、お金がいるのか」と、入り口からは何てことのないように見える教会内を見回しただけで帰ろうかとも思ったが、せっかく来たのだから中に入る事にした。で、入って正解だった。教会の2階、パイプオルガンの裏側に「聖血の祭壇」と題する彫刻があって、これが素晴らしいのだ。

「聖血の祭壇」は、ロマンティック街道の町々でよく出てくる名前、リーメンシュナイダーという彫刻家の作品で、中央の場面は最後の晩餐だそうだ。

後列左から 3人目がイエス・キリスト、イエスと顔を合わしているのが後日イエスを裏切ることになるユダ・イスカリオテ、イエスの膝に弟子の1人が頭を置いて寝ている( 右の写真左)
もちろん全部で13人(12使徒+イエス)だが、この写真では1番左にいる2人が重なってしまって1人しかいないように見える。私は別に彫刻に興味があるわけでも、そういう作品を見るのが好きなわけでもないが、この作品の前には10分くらい座ったまま見惚れてしまった。何とも言えない心静かな安らかな気分になれた。

「聖血の祭壇」の扉部分(上の写真右 ) は、左がイエス ・キリストのエルサレム入場、右がゲッセマネでの祈りの場面だそうだ。イエスが祈っている間、起きているように言われた弟子達が皆眠ってしまったのがゲッセマネの祈りであるが、この題材はどこか別の教会でもステンドグラスに使われていたのを覚えている。

また、教会の2階はどこもパイプオルガンが置いてあるが、普通は2階に上がることはできない。 ここではパイプオルガンの裏側を見ることもできるし、1階の祭壇はすぐ傍まで近づいてもいける。 私の個人的な意見ではお金を払う価値ありというわけだ。

聖ヤコブ教会の後、ケーテ・ウォルファルトで買い物をした。木製人形やらテーブルクロスを買ったのだが、会計の際、店員が「パイプ人形」と日本語で言っていた。どうやら私が買った人形は中に香をいれる人形らしく、予備の香が要るか?と聞いているらしい。人形がかわいいので買っただけなので、「要らない 」と言っておいた。ドイツに来て買い物をしたのはここが初めてだったが、ここでは何も言わなくてもタックスフリーの書類を作ってくれた。

2・車のトラブル(1)

荷物がかさばるので一旦車に戻り、荷物をトランクに入れることにしたが、ここで大失敗をしてしまう。トランクに車の鍵を入れたままトランクを閉めてしまったのだ。 これは私の不注意によるものだが、日頃の習慣との違いにも起因している。私の車は防犯アラームを解除 (同時にドアロックも外れる)してからでないとトランクは開かない。 つまり、トランクだけ開けるとアラームが鳴るのだ。また、トランクの中に鍵を置いたままトランクを閉めたとしても、ドアはロックされてないので車内からトランクを開けることが できる。が、この車はドアロックしたままトランクを開けることができたため(防犯がアラームがない)、トランクを閉めてしまったらもうどうにもならないのだ。

勝手も言葉も分からない国でどうしよう・・・、冷静になって考えてみて頭に浮かぶ頼れる人物はただ1人、昨日泊まったホテルの奥さんである。 ホテルのベルを鳴らし出て来た奥さんに事情を説明すると、彼女はどこかに電話をしてくれた。ドイツ語で何か話している。電話の相手は車のメーカーやタイプなどを尋ねているらしく、それを私に英語で質問してきた。 そして、すぐに誰かが来てくれるからここで待っているように私に言った。 ホテルの前で車を眺めつつ待つ事20分くらい・・・。小さなトラックがやって来た。トラックには ISUZUの文字がある。ADAC(ドイツの自動車協会、日本のJAFに当たるもの)を呼んでくれたのかと思っていたが、車はOpelなのに何でISUZUなんだろう?

いや、そんな事はどうでもいい。 来てくれた2人の男の人は、車のドアとボディーの間に器具をねじ込んで隙間を作り、そこから差し込んだ針金みたいな物でドアロックを解除してくれた。あとはトランクを内側から開けて どうにか一件落着。 25ユーロ請求されたが、そんなもんで済んで本当に良かったとホッとする。ホテルの奥さんにも本当に感謝。 彼女は電話をかけてくれた後も修理の車が来るまで何回も様子を見に来てくれ、ISUZUの人たちが帰る時も、「どうも済みませんでした」って感じでお礼を言ってくれたりしたのだ。 もし、またローテンブルクに行くことがあるとしたら、私は絶対にここに泊まるだろう。

車の鍵の件で30分ほど時間のロスになってしまったが、夫も「これからは気をつけるんだよ」くらいで軽く流してくれたので、けんか(責任の押し付け合い)にもならず観光の続きに出かける。

3・市庁舎の塔

11時半、市庁舎の塔に登る。 まず、マルクト広場に面した入り口から入り、石の螺旋階段を3階位まで上ると広い部屋に出る。この部屋の奥に塔へ登る階段があるが、ここからは木製の幅が1人しか通れないような狭い階段だ。 途中、「下りる人が優先」と書かれた張り紙がある。
いちばん上の階に着くとおじさんがいるので、ここで料金大人1ユーロを払う。ここに来る直前の階段も似たような感じだったが、ここから頂上に出る階段はこんな感じだ
(写真左)。階段というよりハシゴって言った方がいいような代物である。 降りる際も後ろ向きにならないと降りられない。

塔の上からの眺めは、赤茶けた屋根に濃いグリーンのバック、 ローテンブルクの町全体が見回せて「素晴らしい!」のひと言。この写真に見えているのは、町の南にあるシュピタール門方面であるが、 こうして見るとこの部分だけ長細い町の形がよ〜く分かる。

塔の階段が何段あるのかは知らないが(高さは60m?)、登るのは思っていたほど大変ではなかった。普通の体力の人ならば、途中で休む必要もなく5分くらいで登れると思うので、 是非、登ってみることをお薦めする。

4・ドネルケバブ

この後、マルクト広場の仕掛け時計が12時に動くので見学、次にブルク公園まで行ってみる。お昼にはドネルケバブを食べてみた。これはドイツ中どこでも見かけたが、カナダのそれとはちょっと違った。カナダにあるのは ビーフ・ドネア(スペルはDonerなのでドイツ語と同じだが、「歩き方」にはドイツのはドネルとなっている)といって牛肉だが、ドイツのは羊肉らしい。ローストされている肉の塊もドイツのは抱えるくらいに大きい。カナダのドネアは肉が見た目ソーセージ的感覚でスライスされているが、ドイツのは細かい削ぎ切りといった感じでポロポロしていた。で、味の方は・・・けっこうおいしかったが 肉の脂身の部分も少し入っていているので、脂身が嫌いな私はそこだけどけて食べた。 ケバブの値段はどこでも 3.00〜3.50ユーロが相場なようだ。

5・城壁の上を歩く

昼食後はレーダー門まで歩いた。ここもシュピタール門と同じで、車の出入りが多かった。 また、列車やバスで旅行している人達はここから城壁内に歩いて入るので、スーツケースをゴロゴロと転がしながらやって来る日本人も数人見かけた。ちょうど1時。ヨーロッパバスがローテンブルクに着いたばかりの時間らしい。
「地球の歩き方」には、「シュピタール門からレーダー門までをぜひ歩いてみよう」 と書かれていたが、私達はここレーダ門から車を置いてある近く、クリンゲン門まで城壁の上を歩いてみる事にした。

城壁の上はこんな感じ。城壁に上ったのはここが初めてであるが、後日訪れた他の町やお城の城壁もみな同じような感じだった。

レーダー門のところに旧鍛冶屋がある。鍛冶屋と言われてもちっともピンとこないが、コンピュータ・ゲームに出てくるブラック・スミスのイメージよりも明るくかわいいという印象があった。しかし、3階の屋根裏部屋はかなり狭そうである。

クリンゲン門まで歩くつもりだったが、この後のドライブに備えて水やスナックを買っておこうと思い、次のガルゲン門で城壁を下りる。 ローテンブルクを去る前に・・・と、名物シュネーバルも1つ買った。あまり甘いと嫌なので砂糖をまぶしていないプレーンのものにしたが、全然おいしくなかった。


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