今日はローテンブルクへ移動する。チェックアウトの際、隣の部屋 (見取り図の25号室 )のドアが開いていたのでちょっと失礼させてもらった。インテリアが私達の部屋とは全然違う。少し狭いし暗い感じ。なによりも、1つしかない窓からはぶどう畑や隣の家しか見えない。 ヴュルツブルクを離れる前、市街に立ち寄りまだ見ていない何ヶ所かを見学する。車は昨日と同じパーキングに停めた。まずはホーフ庭園とホーフ教会。どちらもレジデンツにくっついているので、昨日いっしょに行っておけばよかったものの、お腹が空いていたため忘れていたのである。
レジデンツの裏手広がるホーフ庭園は緑がきれいではあるが、乾いた噴水は動いていなかったし、咲き乱れる花々もない。宮殿の庭園にしては簡素な
印象をもった。宮殿2階の真ん中が皇帝の間、その両方にずらりと並ぶ窓は昨日見学した場所だ・・・。 この後、ドーム、アウグスティーナ教会、ユリウスシュピタール、ハウク教会などを見学。アウグスティーナ教会は華美すぎず簡素でもなく、パステル調の色彩で素敵だったが、この日11時から特別集会があるらしく人でごった返していた。考えてみると有名な教会を見学する場合、 教会内にいるのは殆どが観光客である。こんなふうに信者が崇拝の目的で集まっている場所に私達がいるのは場違いな気がしたので、すぐに出て来てしまった。 アウグスティーナ教会とは対照的に、ハウク教会は誰もいなかった。外見が割と立派なのに比べて、内部は質素である。スタッコなどの装飾は殆どなく、色が使われていないため殺風景だった。 パーキングに戻る前に昨日のベーカリーでサンドイッチを食べ、12時、ヴュルツブルクを後にした。途中マリエンベルク要塞のすぐ脇を通ったので昨日見れなかったマインフランケン博物館に寄っても良かったが、まぁいいや・・・先を急ぐことした。いよいよロマンティック街道の旅が始まる。
最初、私はロマンティック街道というのは1本のまっすぐした道かと思っていたが、実際には幾つかの別の幹線通りを繋いでそう呼ばれている。 ヴュルツブルクから次の町タウバービショフスハイムへはB27を南西( Fulda方面とは逆)へ走る。このB27は初日にフランクフルトから走ってきた道だ。 暫くすると道端に”Romantische Straβe” と書かれた小さな看板が現れた。今更ながら「お〜、ロマンティック街道にやって来たぞ〜」と感激する。このサイン、日本語表示も小さくあるのだが、ロマンチック街道となっている。ロマンチックって言うかなぁ?
タウバービショフスハイムではタウバー川を渡ってすぐの大きな駐車場に車を停めた。2時間は駐車無料のようだが、まわりの車を見ると青 くて四角いカードに時計の文字盤が付いているサインを外から見えるように置いている。駐車した時間を表しているようだが、私達の借りた車にはそういうものが無い。仕方ないので紙に時計の絵を描いてフロントガラスのことろに置いておいた。なお、この駐車場にあるトイレは汚い。石鹸もなかった。 私達は駐車場からマインツ選帝侯の城まで、つまり、町の右半分くらいをブラブラしただけで駅の方は行っていないが、本当に小さな町だった。マルクト広場も市庁舎と泉がある 程度で、がらんとしている(市庁舎のまん前は有料駐車場)。 城の塔(写真左)は中には入れない。城の内部は博物館になっているらしいが、私達は見学しなかった。 タウバービショフスハイムで40分程過ごした後、次の町、バート・メルゲントハイムに向かう。タウバービショフスハイムからバート・メルゲントハイムへはB290 を 使う。ヴュルツブルクから来た道を数百メートル戻り、標識に従って右折すると290号線だ。10分程でバート・メルゲントハイムに到着。
バート・メルゲントハイムは タウバービショフスハイムと比べれば、ずっと大きな町だった。駅前の通りに路上駐車(1時間1ユーロ)し、とりあえずはドイツ騎士団の城を目指して歩いてみた。
さて、バート・メルゲントハイムからローテンブルクまでは地図にも番号の付いていない小さな道路が続く。途中、ヴァイカースハイム、レッティンゲン、クレクリンゲンの3つの町があるが、バート・メルゲントハイム〜ヴァイカースハイム間で道路工事のため通行止めにあってしまい、地図を見ながら南へ迂回するルートを取った。幅が車1台分しかない草原の中の道
みたいのを通ったので、まさかヨーロッパバスはこんな道を通るわけはないと思うが、もっと広い道路で迂回路があるのだろうか? 相互リンクさせて頂いているつるっぺさんによると、「クレクリンゲンにいったとき、ヨーロッパバスも根性で”草原の中の道みたいの”を通りました(笑)。あれには僕もかなりびっくりしました。」なんだそう・・・。
17時頃、ローテンブルクに到着。ヴュルツブルク方面から来ると、最初にあるのがクリンゲン門だが、ここは通り越してしまったのでガルゲン門から城壁内に入った。「歩き方」 によると「鉄道やヨーロッパバス、路線バスで来た人はレーダー門から、車や観光バスで来た人はシュピタール門から入る」とあったが、実際には 車はクリンゲン門、ガルゲン門、レーダー門、シュピタール門の4つの門から入れる。北から来た人はクリンゲン門かガルゲン門、南から来た人はシュピタール門かレーダー門から入るのが一般的なのではないかと思うが、まぁ、泊まるホテルの場所にもよる。 ローテンブルクのホテルは予約していかなかった。ホテルは幾らでもありそうだったし、1泊するか2泊するかその時の都合で決めようと思っていたからだ。 城壁内に入るとPのサインがあったので、サインどおりに右に曲がるとすぐに大きな駐車場があった。市街地図によると城壁内の駐車場はここ(クリンゲン門とガルゲン門の中間くらい) だけで、あとは路上駐車となる。とりあえずはここに車を停め(1時間1ユーロ)、ホテル探しに出かける。 ホテルは出発前に調べて、「ここが良さそう」 という4つの候補があった。 ツム・オクセン、ホフマン、ライデル、私達が泊まったガーリンガーである。ガーリンガー以外は「歩き方」にも載っていた。で、ライデルはここ(駐車場)から離れているので置いといて・・・、ツム・オクセンに行ってみる。 が、ベルを押しても誰も出て来ない。それにここはガルゲン門から伸びている大通り(一応)上にあり、車の音がうるさそう?だったためパスする。ホフマンには行っていないが、ガルゲン門のすぐそばのようだ。 ガーリンガーはこの駐車場のすぐ隣のブロックにあった。
チェックイン後、南のシュピタール門まで歩いてみた。マルクト広場を過ぎて
暫く行くと”プレーン
ライン”(左の写真左)がある。 ローテンブルクで最も美しい一角らしいが、そうかなぁ? シュピタール門の辺りをブラブラした後、来た道 (Obere Schmiedgasse )を引き返し、夕食をとるレストランを探す。マルクト広場のすぐ手前に日本語の 案内があるレストラン(クレジットカードの請求書によると、Ratsstube という名前らしい)があったので、日本語があるなら英語メニューもあるだろう?とそこに入る。思った通り英語メニューが置いてあり、お客はアメリカ人ばかりだった。ミネラルウォータ2本、フレンチ・オニオン・スープ、ポークの煮込みとヴィーナー・シュニッツェルで33ユーロ(チップ込み) 払った。 味の方は、まずくはないけど特においしくもない・・・といったところ。
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