カナダ〜フランクフルト〜ヴュルツブルク


2003年5月19日(月)、20日(火)

1・フランクフルトへ

今回の旅行で利用する航空会社はエアカナダ。航空券を購入した直後に倒産騒ぎがあったのでその時はかなり心配したが、実のところフライトはルフトハンザとのコードシェアで、機材も乗員もルフトハンザだった。5月19日発、AC9100またはLH493という便名である。

チケット発券時に座席は指定されており、私達の席は56H、56Jだった。ウエブサイトで調べたら1番後ろの席だったので、「え〜、1番後ろ?」とか思ったが、結果的には当たりの席だった。 最後の3列54、55、56は窓際の3人席の部分が2席しかなく、席と窓の間に多少の空間があるためゆったりとしているのだ。食事のサービスも後ろから始まったので、先に食べて先に終わる。トイレもすぐ後ろなので空いている時にサッと行ける・・・ などの利点もあった。ただ、席のすぐ後ろで子供をあやす人や疲れをとるためにウロウロしている人がいたりするので、そういうのが気になる人には向かない席かもしれない。

搭乗してまわりを見回すと、どうやら満席らしい。バンクーバーからヨーロッパへの直行便( スケジュール便で毎日発 )は、この便の他はエアカナダとブリティッシュ・エアウェイズのロンドン行きが数便、KLM のアムステルダム行きが1便しかない。バンクーバーには旧東ヨーロッパ 圏からの移民が多く住んでいるので、そういう人達が沢山乗っているようだった。

20分遅れて16時35分に離陸。すぐにバンクーバーの街が見えてきた。1がダウンタウン、2はスタンレーパーク、3がキャピラノの吊り橋があるノース・バンクーバー、4がブリティシュ・プロパティーと呼ばれる高級住宅地のあるウエスト・バンクーバー、5はバンクーバー市内 。

ルフトハンザに乗ったのはこれが初めてであるが、思っていたより簡素だった。食事はかなりそっけないし、記念用のメニューもない。 アメリカ行き以外の国際線に乗るのは4年ぶりだが、最近は簡素になったのだろうか?私はひたすら寝る事に専念する。
 

この写真はフランクフルトの手前で進行方向右手に見えた景色。北の方から飛んできたのでライン川だろうか?  ドイツに行ったらライン川かモーゼル川が蛇行している場所の写真を撮りたいと思ってはいたものの、けっきょくその機会に恵まれなかったので、何 の川だかは知らないがこういうのが見れて良かった。

現地時間5月20日、10時35分、予定より10分早くフランクフルト・マイン国際空港に到着。雨が降り止んだところだった。1番後ろの席なので降りるのは最後だと思っていたら、後ろのドアが開いてそこからすぐに降りられた。ゲートに横付けではなく、タラップを降りて外に出てからバスでターミナルに行くのである 。まずは入国審査。ユーロ圏以外の窓口はかなり混んでいた。ユーロの窓口が空になると、その他のパスポートの人達もユーロの方に移動するように手招きされた。一応ドキドキして「グーテン ターク」と入国審査官に言った が、「ハロー」と言われてしまった。なぁんだ・・・。

さて、これからレンタカーを借りるのだが、予約確認メールでは車の受け取り場所がターミナル2となっていた。私達が到着したのはターミナル1なので、モノレールみたいな電車で移動しなければならない。
(車の返却の際に分かったのだが、ターミナル1にもレンタカーのカウンターはあるので、何もわざわざ移動する必要はなかった。カウンターもターミナル1の方が大きくて立派だった。まぁいいか、電車にも乗れたし・・・。)

※ レンタカー会社や料金については準備編を参照

並んだり迷ったり・・・、なんだかんだで空港内の建物から車を出した時は12時25分になっていた。運転手は私。夫は運転が下手カナダは免許を取るのが簡単なので下手な人が多い)なうえ、機内では全然眠っていないので運転を任せるのは不安だった。

2・ヴュルツブルクへ

最初の目的地ヴュルツブルクに向かう。まずはA3に乗るのだが、A3には空港から直接入れたので問題なかった。アウトバーンは制限速度がないと聞いていたので緊張していたが、実際には区間によって100キロだったり120キロだったり無制限だったりした。制限速度120キロなら、アメリカのインターステイト (高速道路)でよくある制限速度70マイルとたいして変わらない。私も140キロ程度で走っていたが怖いとは感じなかった。ただ、スピードを出しているのに周りの車は車間距離をあまり取っていない。これじゃ事故になったら大変だ。

ヴュルツブルクの標識に従い A3からB27 に入る。 左手にマリエンべルク要塞が見えてきた時は「わ〜っ」と思ったが、ここまではすんなりと1時間で来たもののアウトバーンを下りたとたんに道が分からなくなった。今日と明日泊まる古城ホテル Schloss Hotel Steinburg (シュロスホテル・シュタインブルク)はヴュルツブルク市背後の丘の上に建っているのだが、そこに行くには市街の一般道を抜けなければならない。そして市街の道路では間違った車線にいたり曲がりそこなったり したため、随分と時間がかかった。

どうにかやっと市街地を抜け再度B27に入る(B27はヴュルツブルク市内の南北にまたがっている )。Fulda方面、最初の出口でB27を下りる。そこにはホテルの案内標識もあったので 取りあえずは安心したが、しばらく走っても普通の住宅街ばかりでホテルなどありそうもない。間違ったかな?・・・またまた不安になる。でも、これが正しい道だった。そのまま進むとT字路に出るのでそこを左折、すぐにまたホテルの標識があるので、そこを右折する。ここからの道がすごい。車1台しか通れない登り坂で、こんな所で対向車が来たらどうするんだ!この坂道を登りきった所にホテルはあった。こじんまりしていて、古城というより邸宅といった感じ。

3・シュロスホテル・シュタインブルク

チェックインをすませて部屋に入るが、まだ14時半である。 これからちょっと観光に出かけてもよかったのだが、夫は昼寝をすると言う。1人で運転して市街に行くの は不安だったので、ホテルのプールに行ってみることにした。

プールはフロントや私達の部屋のある本館の隣の建物にあった。プールサイドには立派な寝椅子があって雰囲気もいい。私の他には白人のカップルが1組いただけだったが、その2人は泳がずにシャンペンを飲んでのんびりしていた。
プール用の大きなタオルとバスローブはフロントで貸してくれる(無料)。 誰もいなかったのでやっていないのか?隣にサウナもあった。

プールでひと泳ぎしたあとは部屋でのんびりし、19時、ディナーを取るため1階のダイニングルームに下りていく。ダイニングルームは朝食にも使われる大きな部屋の他、昼間はティールームになっている小部屋があり、私達はその小部屋の方に案内された。古城ホテルのレストランだからと、夫はスーツ私はワンピースを着ていったが、周りを見ると ゴルフシャツとか カジュアルな格好をしている人もいた。 15人 程度の日本人ツアー客が来て広い方のダイニングルームに入っていったが、今ホテルに着いたところ・・・という感じでTシャツにジーンズの人も見かけた。

私達のディナーはホテル代に含まれている”4コース+デザート”だったが、周りの人達を見ていると、皆、各自で1品だけオーダーしているようだった。 ディナー付きのパッケージで泊まる人は少ないのだろうか? 隣のテーブルの男性は1人でワインに何種類ものチーズだけつまんでいた。味については私は食べ物にはあまり関心も知識もないのでよく分からないが、上品な味だったような気がする。前菜もメインも肉類だったので、あまり肉類を食べない私としてはスープとマスタード味のすっぱいドレッシングが いちばんおいしかった。写真は左から右へ出された順番通りのメニュー。アペリティフとパン付きで飲み物は別料金。


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