レイク・ルイーズとアグネス湖


2002年6月12日(水)

1・アグネス湖へのハイキング

今日はレイク・ルイーズの上方にあるアグネス湖までのハイキングに出かける。ロッジを出たのは朝10時と遅めだったが、 泊まっているキャビンからレイク・ルイーズまでは車でほんの2〜3分の距離だ。レイク・ルイーズの駐車場の入り口で国立公園の入園料を払っているかどうかのチェックが行われていた。昨日、公園入り口の料金所はすでに閉まっていたためまだ入園料を払っていない私達は、ここで入園料を払 う。

入園料は車1台に 付1日10ドルけっこう高い。私達は7日間の滞在なので70ドルだが、1年有効のパスが75ドルなので、1年以内にまた来るかも しれない・・・?とパスを買うことにした。パスはカナダ国内のどの国立公園でも通用し、簡単な割引クーポンブックがおまけで付いてくる。パスは車のバックミラーに掛けておく。パスを買わない場合は入園料のレシートを外から見えるように提示しておく。

さて、アグネス湖までのハイキングコースは距離にして3.4キロ。 手持ちのガイドブックによると難度は”Harder(難しい)”とあるが、日頃まったく運動をしない私でも、まぁ何とかなる程度だ。道はひたすら林の中を行くが、樹木の良い香りがして「これぞ森林浴!」と思わせる。今回は雪がまだ残っている中でのハイキングだったが、そのおかげで少しは涼しい思いができたのかもしれない。登りはけっこう疲れるし暑くなるのでTシャツ1枚でも良いくらいだが、雪がなかったらもっと暑かっただろうと思う。

登り始めて1時間弱でミラー湖に出る。小さな湖だが、殆どの人がここでひと休みをしていたようだ。でも、湖は凍っていてあまりきれいとは言えない。

ミラー湖からさらに登ること40分、アグネス湖に到着する。山の上にある神秘的な湖を想像していたが、ここも雪と氷の世界でイマイチだった。また、かなり寒いのでジャケットを着ないとたまらない。

ここにはあるティーハウスは 、「ティーはあるがコーヒーはない」という文字通りのティーハウスである。スープもあるが量をあまり沢山は作っていないようで、まだお昼なのに私達の後に注文した人は「あと1杯しかない」と言われていた。

ちなみに、ティーハウスにあるテーブルに腰掛けると 注文を取りに来るので(当たり前か)、何も注文しない人は山小屋の脇にあるピクニック用のテーブルを使うといい。それにしても、ここで働いている人は毎日ここまで登ってくるのだろうか? また、山小屋の後ろ側には一応トイレもある。

1時前、アグネス湖を後にする。シャトー・レイク・ルイーズのある所まで戻るには登って来た道を引き返す他、アグネス湖をぐるりと周って反対側から下るルートもある。本当はそ ちらを行きたかったが、ティーハウスのお兄さんの話では「雪で危ない」とのことなので、今やって来たルートを戻ることにする。が、歩き慣れているハイカーなどは、 もう1つの道を行っていた。

2・レイクルイーズ

帰りは下り 坂なので楽ではあるが、雪で滑るので私は2回も転んだ。行き会った見知らぬ女性も母も転ぶ・・・。場所によっては転ぶと服がぬれたり汚れるので注意して歩く。歩いている最中、 なんだか手がムズムズするので目を手にやると、指が膨張してむくんだ丸っこい手になっていた。気圧のせいだろうか?母も夫の手も同じようになっていた。

50分かけてレイク・ルイーズまで戻って来た。休憩などを入れて往復4時間といったところだ。

シャトー・レイク・ルイーズでトイレを使おう思ったら、「宿泊客またはレストラン利用客以外のホテルのトイレの使用は禁止」の張り紙が出ていた。以前はそういう制限はなかったが、トイレを使う人が多すぎたためだろう。駐車場まで戻ってそこのトイレを使う。この後、湖畔の遊歩道を湖尻まで歩くが 、奥の方ではロック・クライミングをしている人を幾人も見かけた。

ところで、ミラー湖やアグネス湖ほどではないものの、レイク・ルイーズも半分 くらいは凍っていた。夏は6月と9月に計4回来ているが、今回がいちばん凍っていたと思う。特にシャトー・レイク・ルイーズに近い方は凍り方がひどかった(左下の写真)。が、湖畔の遊歩道を湖尻の方まで歩いてみると、奥の方は凍結の程度が低く水面が輝いていた。湖尻側からシャトー・レイク・ルイーズ をバックに 撮ったもの。中ほどに真横に線が入っているように見えるのが凍っている部分(右下の写真)


 

さて、今回は宿泊先は全てキッチン付きを予約したが、実は行ってみたいレストランが私にはあった。Lake Louise Stationである。昔の豪華な列車内で食事ができるというレストランだ。お昼は軽くしか食べていなかったので、お腹をすかせて5時半に出かけたのだが、ダイニング・カーでのディナーは6時から9時のみで、しかも7月1日にならないと始まらないと言われてガッカリ・・・。豪華ディナーから一転して、この日の夕飯は持参してきたインスタント・ラーメンとなる。


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